さる10月4日午前0時15分ごろ、佐賀市内のアパート駐車場で、乗客を降ろしたタクシーがバックしていた際、タクシーを降りた男性(58歳)に衝突する事故があり、男性が意識不明の重体となっています。
タクシー運転者(80歳)は、駐車場から出るためにバックしていたとみられ「後方の確認不足だった」と述べています。
また、事故当時、現場の駐車場は暗かったということです。
事故のニュースを見て、「80歳なら見落とすこともあるだろう」と考えてスルーしてしまう人が多いかも知れませんが、誰でも暗い場所でバックするとき、後方の危険を見落とす可能性があり、事故は教訓と考えるべきです。
とくに、知り合いなどを降ろした後、運転者は油断しがちであり、「降りた人はもう建物に入っただろう」などと思い込んでしまうと、思わぬ見落としをすることがあります。
相手がアルコールを飲んでいるときなどは予想外の行動をするので、なおさら危険です。
夜間に人を降ろしたとき、暗い中でバックするのは非常に危険であることを意識して、後方確認を念入りにしましょう。
(シンク出版株式会社 2022.10.11更新)
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