さる10月13日に富士山5合目近くの「ふじあざみライン」で発生した観光バスの横転事故では死者や重傷者が発生しました。
この事故に関して原因が調査中であり、シートベルトの着用の有無が死亡・重傷の発生と関連があるか確定的ではありませんが、公益社団法人日本バス協会では、「シートベルトの装備があるバス車両においては、皆様ご自身のために走行中はシートベルトを着用してください」とホームページなどで訴えています。
シートベルト着用は被害軽減の基本であり、過去の観光バス・貸切バスの事故例では、乗客のシートベルト非着用が被害の拡大に結びついた例が多く報告されています。
高速路線バスなどを含めて、道路交通法でシートベルトが装備されたすべての座席で、シートベルト着用が義務づけられています。
同協会ではシートベルト着用を促す啓蒙用リーフレットで乗客に着用を促すだけでなく、協会のYoutube公式チャンネルでもシートベルト着用を促す動画を公開しています。
動画には、海外からの観光客が増加することにも対応し、英語・韓国語・中国語などによる音声案内とテロップが加えられています。
公益社団法人日本バス協会が、Youtubeチャンネル で公開した乗客向け動画より
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