さる10月31日午前11時前、東京都の日本橋の交差点で直進していた乗用車と右折しようとしたタクシーが衝突し、タクシーの運転者と乗客ら3人が軽傷を負う事故がありました。
乗用車を運転していた女性は、「右折レーンに入ったが、右折をやめて直進して交差点に進入したら、右折してきたタクシーとぶつかった」と話しているということです。
右折レーンにいる車が直進してきたら、対向車線から右折しようとしているタクシーからすれば、避けることはなかなか難しくなります。
というのは、交通ルールは信頼関係から成り立っていますので、乗用車が右折レーンにいるということは、タクシーの運転者は乗用車は右折するものと思っていますので、直進してくると予想していないからです。
車を運転しているとき、進路を間違えることは少なくありません。そのとき、無理をして進路を変えようとするのか、間違えてもそのまま流れに沿って進んで、先で進路を元に戻そうとするのかによって、事故を起こすリスクがまったく違ってきます。
進路を間違ったら、無理に元に戻ろうとしないで、そのまま進むようにしてください。
(シンク出版 2022.11.8更新)
業務運転中に生じる「怒り」「焦り」などの感情や「手抜き・省略」「慣れ・油断」などからくる運転行動は安全運転にとって大敵です。
また、一日の業務運転の流れのなかで、運転場面によって注意すべきポイントは異なります。
このテストは、業務運転での運転行動や自分の感情を思い起こし、質問に「ハイ」「イイエ」で答えることで、どのような危険要因によって事故に結びつく恐れがあるかを知ることができるテストです。