もう12月、「師走」です。慌ただしい気分にとらわれて、急ぎや焦りの気持ちで運転することないよう、気をつけましょう。
なお、最近、酒気帯び運転で検挙される運転者のなかに、前夜の酒気残りのケースが少なくありません。
事業所の運転者が忘年会などで深酒をしないよう、指導してください。毎日の酒気帯びチェックを徹底して、事業所全体で飲酒運転根絶に向けた取組みの機運を高めていくことが重要です。
12月後半は大雪にも注意が必要です。突然の大雪で立ち往生して、他車の通行を阻害することがないようにスタッドレスタイヤ等冬用タイヤへの交換と残り溝のチェックを忘れないようにしてください。
健康面では、空気乾燥と長時間の画面注視によるドライアイなどに気をつけましょう。
●業務運転の焦りや急ぎに注意しましょう
繁忙期は「自分自身に潜む危険」を予測しよう
師走を迎え、経済活動の復調とともに交通量の増加や事故の多発が予測されます。
今年はとくに諸経費の値上がりなどの影響を受けて、年末の商戦にはプレッシャーがかかり、出張や営業に力が入ると思います。
観光事業が復活し、渋滞などもたびたび発生して、車の運行時に焦ることが多いかもしれません。
焦りや急ぎの心理から平常心を失うと、思わぬウッカリ事故を起こす危険があります。
時間に余裕のない発注や急ぎの仕事を引き受けても、運転時には焦りや急ぎの心理にとらわれないよう、自分自身に言い聞かせるようにしましょう。
先急ぎの心理で車間距離が詰まる
先急ぎの心理に陥ると、運転者が車間距離を詰める傾向が高まり急ブレーキなども多いことが、九州産業大学の林政喜氏らの研究によって明らかになっています(*)。
先急ぎ運転をする運転者では、車間距離が停止距離よりも短い「不安全状態」の割合が、平均38.6%もありました。
安全運転をする運転者のグループでは平均1.4%ですから、顕著な差がでています。
また、先急ぎ運転をすると、行程の中で急ブレーキの回数が有意に多くなることもわかりました。
こうした危険な運転行動で、時間短縮の可能性はわずか6.6%程度ということですから(1時間に4分程度)、短縮のメリットよりも危険性のデメリットが大きくなります。
★下の項目をチェックし、自らの運転態度を反省してください
・予定より出発が遅れても、必ず最低限の点検・整備を実施している
・出発時間がギリギリのときでも、ミラーや座席位置の調整は怠らない
・渋滞などで遅れると感じたら、早めに先方に連絡し、落ち着いて行く
・幹線道路が混雑しているとき、安易に脇道を抜けることはしない
・混んだ道路では、無理な進路変更はかえって危険なので控えるようにする
・「早く行きたい」と感じるときほど、車間距離を十分にとって走行する
・混雑した状況では他車も急いでいるので、一歩譲る気持ちで走行する
・忙しいときこそ、進路変更の合図は3秒前にきちんと出すことを意識する
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
*「先急ぎ運転の得失分析システムの開発と一分析」林 政喜ら :情報処理学会論文誌 vol.55, №1
●酒気帯び確認を徹底しましょう
宴会翌朝の酒気残りに注意しよう
12月は忘年会などで飲酒をする機会が増える季節です。新型コロナウイルスの感染第8派が懸念されていますが、巷では繁華街も賑わいが戻って、飲み会などを開催する人が増えています。
前夜にお酒を飲みすぎて、翌朝に酒気残りのまま出勤する人が出現しないように、管理・指導を徹底しましょう。
トラック・バス・タクシーなど事業用自動車の場合は、アルコール検知器に少しでも反応が出れば、乗務停止ということに成りかねません。
一般事業所も検知器チェックを
また、自家用自動車の運行事業所においても、安全運転管理者選任事業所では今年4月から、酒気帯び有無の確認と記録の義務が制度化されています。
さらに10月からアルコール検知器によるチェックも義務化されるはずでした。こちらの方は、半導体不足などの影響で施行が延期されていますが、いつ施行されても対応できるように、アルコール検知器の導入と使用を進めることが重要です。
なお、酒気帯びの有無の確認やアルコール検知器によるチェックは、安全運転管理者の義務であるとともに、安全運転管理者が不在などの場合は、代理の人が実施する必要があります。運転者が自分でチェックして記録用紙に記入するといったことがないようにしましょう。
また、安全運転管理者自身が運転する場合も管理者以外のチェック者が必要です。
副安全運転管理者が選任されている事業所では、副管理者が代理を務めることになりますが、副管理者のいない事業所であっても管理者をサポートする体制を整えましょう。
●こんな事故が起こっています
前夜の深酒で多量のアルコールが体内に残る
さる8月28日夜11時頃、北海道室蘭市で酒気帯び運転の男性(50歳)が警官に逮捕されました。基準値の2倍のアルコールが検出されています。
男はその日の朝まで酒を飲み、昼頃に起きた後は飲酒していないと言っていて「もう酒は抜けているだろう」と思い込んでいたようです。
また、8月29日朝8時半ごろ、福岡県田川市で車がガードレールに突っ込み、運転者(50歳)が酒気帯び運転で逮捕されました。
運転者は前夜に缶チューハイとハイボール3本を飲んだということで、アルコール検知で基準値の8倍のアルコールが検出されています。
運転者は2人とも「寝ることによって、酒が覚めただろう」と勘違いしています。
寝たから酒は覚めるだろうと感じるのは気分的なものであって、実際にアルコールが分解されて体外に排出されるかどうかは、飲んだアルコールの量と経過した時間によります。
下の図でもわかるように、日本酒3合を飲むと、人によっては約12時間もお酒が抜けないという計算になります。
●「ドライアイ」に注意しましょう
長時間画面を見る作業でリスクが高い
空気が乾燥する時期になってきました。目が乾く、目がゴロゴロするといった自覚症状のある方も多いのではないでしょうか?
目の乾きがすすむと「ドライアイ」と呼ばれ、涙層の安定性が低下して、視覚機能異常にまで発展することもあり注意が必要です。
電気暖房などで空気が乾燥している中で、長時間パシコン画面を見る作業を続けていると、目を守る涙の量が不足したり涙の質が変質して、不快感が生じ、目の表面(角膜)に傷がつくことがあります。
製薬会社などの調査によると、以下の人がとくにドライアイのリスクが高いとされています。
・30歳以上の人は30歳未満の約2倍
・同環境では女性が男性の約2倍
・パソコン、スマホ等画面を見る作業が1日8時間以上の人は、8時間未満の人の約2倍
パソコンやタブレット・スマートフォンの画面を見続ると、まばたきの回数が顕著に減少します。このため目の表面の涙量が不安定になると考えられています。
マスク生活も悪化要因に
マスクを長時間かけていると目が乾燥しやすいとも言われています。これは、吐いた自分の息がマスクの上から漏れて目に当たるため、目の表面が乾きやすくなるからです。
たとえ湿気を含む呼気であったとしても、空気が目に当たれば当たるほど、水分が奪われて目が乾いてしまう恐れがあります。
まばたきを意識する
ドライアイの予防策として、以下のポイントを意識しましょう。
なお、ドライアイ症状には別の病気が隠れている危険がありますので、不快感のある人は早めに眼科を受診して相談しましょう。
※この記事は、以下のサイトを参照しました。 ●日本眼科学会「目の病気──ドライアイ」
12月は気温が急激に下がる地域があり、大雪への警戒が必要です。
気象庁の報告によると、今年の冬も昨年同様にラニーニャ現象の影響が継続し、寒気の影響を受けやすいため、東・西日本で平年並か平年より低い気温という予報です。
令和3年の12月27日、日本海側を中心に降った大雪の影響で、各地で車の立ち往生や通行止めが相次ぎ、交通が混乱しました。
滋賀県彦根市の国道8号では、27日午前3時30分頃、大型トラックがスリップして走行できなくなり、数キロの立ち往生が起きました。
現場近くに住む男性は、「県外ナンバーのトラックは大半がチェーンをつけず、あちこちで動けなくなっていた」と話していました。
また、京都府舞鶴市の舞鶴若狭道下り線でも27日午前6時35分頃、トラックが積雪で動けなくなり、後続の約20台が立ち往生しました。
12月はとくに西日本などで、冬道装備について準備不足の車が多い時期ですが、雪の勢いを軽視するのは危険です。12月上旬に本州で初雪を迎える年がありますので、ガソリンスタンドやタイヤ店などが予約でいっぱいになる前に打診しておくことが大切です。
気温が下がる予報を踏まえて雪用タイヤへの交換を早めに行うとともに、大型車では溝深さチェックも実施してください。また、念のためチェーンを搭載するように管理・指導を徹底しましょう。
安全運転管理者未選任事業所などへの措置が、10月から厳しくなっています。
2022年4月27日に「道路交通法」の一部が改正され、安全運転管理者等選任義務違反(副管理者の選任義務違反も含む)、安全運転管理者の解任命令違反の罰則が、改正前の「5万円以下の罰金」から「50万円以下の罰金」へと、大幅に強化されました(2022年10月1日から施行)。
また、安全運転管理者が業務を行うための必要な権限や機材が付与されていないため安全運転が確保されていないと認められる場合は、自動車の使用者に対して、是正のための必要な措置命令を出すという条文が道路交通法に新設されました。
この「是正措置命令」に対して違反した場合についても、50万円以下の罰金が科せられることになりました。
このほか、安全運転管理者等の選任・解任を行った場合、自動車の使用者は公安委員会へ15日以内に届け出る義務がありますが、届出を怠った自動車の使用者に対する罰則も「2万円以下の罰金または科料」から「5万円以下の罰金」に引き上げられています。
※詳しくは、警察庁のwebサイトも参照してください。
安全管理、指導に関するチェックを
徹底しましょう
国土交通省では毎年、輸送機関に対して自主点検等を通じた安全性の向上を呼びかける総点検運動を実施しています(2022年12月10日~2023年1月10日)。
自動車運送事業者はもちろん、鉄道、船舶を含めた全輸送機関に対して、災害や事故、テロや伝染病の流行などに備えた自主点検等を通じて安全性の向上を呼びかけています。
とくに事業用自動車の事業所においては以下の点を重点的にチェックしましょう。
なお、大型自動車を使用する事業所では、自主点検を実施した後、2023年2月上旬頃までに管轄の運輸支局まで結果を送付しましょう。
詳しくは、同省のWEBサイトを参照してください。
●安全総点検期間における自動車局の推奨する主な重点点検事項
・軽井沢スキーバス事故を踏まえた貸切バスの安全対策
・健康管理体制の状況(ドライバーの健康管理マニュアルなどの活用)
・運転者に過労運転を行わせないための安全対策の実施状況
・運転者に飲酒運転や薬物運転等を行わせないための安全対策
・車両の日常点検整備、定期点検整備等(特に大型自動車の脱輪事故防止対策及びスペアタイヤの定期点検)
・大雪に対する輸送の安全確保の実施状況
──これらの重点項目を実施するほか、実施状況等を自主点検するよう要請を受けています。
※詳しくは国土交通省のWEBサイトを参照してください。
国土交通省は、貸切バス事業者に対して、法令遵守の状況を確認するため、臨店監査や街頭監査に加え、平成29年度から民間の覆面調査員が一般の利用者として実際に運行する貸切バスに乗車し、現場でしかわからない法令遵守の状況の確認調査を行っています。
今年度も、令和4年10月より令和5年2月までの5か月間にわたって実施すと公表しています。なお、個々の添乗調査は無通告に実施されます。
【主な調査項目】
貸切バス事業者の皆さんは、シートベルトの着用案内を音声テープやVTR等によってすでに実施していると思います。ただし、サービスエリアなどでの休憩後もその都度、乗客への着用案内を徹底しているか、外国人旅行者への装着指導を旅行添乗員の協力を得て徹底しているかといった点を再度細かくチェックして、運転者と乗務員に指導しておきましょう。
なお、年末年始は駅周辺の貸切バスターミナルなどで、街頭監査も実施されます。監査官が抜き打ちで出発前の貸切バスに立ち入り、運行指示書の存在、車両の状態、運転者の健康状態、交替運転者の配置状態などを確認します。
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1.運行管理業務を再確認し、安全確保の原点に立った確実な運行管理を実施すること。特に次に掲げる事項について改めて実施を徹底すること。
(1)確実に点呼を実施すること
(2)乗務員の健康状態、過労状態の確実な把握に努めること
(3)適切な運行計画を作成し、確実に指示すること
(4)適切な運転操作等運行の安全を確保するために遵守すべき事項について指導すること
2.乗車中のシートベルトの使用等、乗客の安全確保を図るための周知事項を再徹底すること。
3.運行にあたっては、車両の点検整備を確実に実施するとともに、乗務員に対して制限速度の遵守をはじめとした道路交通法等の法令順守の徹底を図るなど、安全の確保を最優先するよう関係者に徹底すること。
日 付 | 行 事 等 |
1日(木)~ 2023年4月30日 |
・令和4年度 安全衛生教育促進運動──中央労働災害防止協会(中災防)が提唱し展開する活動。年間計画を定めて、雇入れ時教育、特別教育などの義務付けを踏まえ安全衛生教育の確実な実施を促しています。従来の集合型研修に加えて新たにオンラインや動画視聴による研修、VRを利用した安全衛生教育の導入、活用を訴えています。 |
1日(木)~ 31日(土) |
・大気汚染防止推進月間(環境省) ──12月は、自動車交通量の増加、ビルや家庭の暖房ほか気象条件などの影響により、大気汚染物質の濃度が高くなる傾向にあります。このため、環境省では、「エコドライブの実践」など、広報活動を通じて大気汚染物質の削減を呼びかけています。 (→ 詳しくは同省のWEBサイトを参照)。 |
1日(木)~ 1月31日(火) |
・陸上貨物運送事業「年末・年始労働災害防止強調運動」 ──陸上貨物運送事業労働災害防止協会(陸災防)の主唱する労災防止運動です(2023年1月31日まで)。 スローガン「潜む危険 覗いただけでは除けない 降りて目視で 安全確保」 交通災害や荷役作業時における墜落・転落災害などの防止を推進します。詳しく陸災防のWEBサイトを参照してください。 |
1日(木)~ 1月15日(日) |
・令和4年度「建設業年末年始労働災害防止強調期間」 ──建設業労働災害防止協会が、災害の多い年末年始に積極的な災害防止運動を展開します。交通労災としては、現場送迎時の事故防止、路面凍結等によるスリップ事故の防止などを強調しています。 スローガン「無事故の歳末 明るい正月」 |
1日(木)~ 1月15日(日) |
・令和4年度 年末年始無災害運動 ──中央労働災害防止協会が主唱する安全運動。今年で52回目を迎えます。今年の共通標語は、 「待ってます 元気なあなた 明るく迎える年末年始」 (※詳しくは、中災防のWEBサイトを参照してください) |
3日(土) |
・個人タクシーの日──東京都において40~50歳で3年間無事故無違反の優良運転手173人に個人タクシーの免許が許可された日を記念して、1959(昭和34)年に制定されました。 |
3日(土)~ 9日(金) |
・障害者週間──障害者基本法では、12月3日から9日までを「障害者週間」と定めています。障害者の自立と社会参加を実現していくためのフォーラムやセミナーなどが行われます。 |
4日(日) |
・はとバスのハイヤー追突死亡事故から3年── 2019年12月4日午後6 時半ごろ、東京都新宿区の交差点付近でツアー運行中の「はとバス」が停車中ハイヤーに追突、作業中のハイヤー運転者が死亡しました。 バス運転者はインフルエンザに罹患して38℃以上の熱があり、もうろうとして事故を起こす前後の記憶がなく、気が付いた時にはハイヤーに乗り上げた後、街路灯に激突していたことがわかりました。 |
7日(水) |
・大雪 |
7日(水) |
・一般社団法人交通科学研究会 2022年度研究発表会 日時:10:00~17:00(予定) 於:大阪公立大学文化交流センターホール(大阪駅前第2ビル6階) ※参加費:無料。オンライン(zoom)を併用。オンライン(zoom) での参加も可能です。会場とも事前登録が必要。 詳しくは、同研究会のWEBサイトを参照してください。 |
10日(土)~
1月10日(火) |
・年末年始の輸送等に関する安全総点検 ──国土交通省が主唱する輸送機関等における事故やテロの防止対策実施状況等の点検です。詳しくは、同省のWEBサイトを参照。 |
12日(月) |
・バッテリーの日──電池工業会が設定。野球のバッテリーの守備位置数字が1、2であることから。(※自動車バッテリーの基礎知識については同会のWEBサイトを参照してください) |
13日(火) |
・12月の製品安全点検日 ──経済産業省は、毎月第二火曜日を「製品安全点検日」として、製品の安全な使用法やリコール製品等について情報提供・注意喚起を行っています。 |
15日(木) |
・観光バス記念日──1925年(大正14年)のこの日、東京で初の遊覧乗合自動車(観光バス)が登場しました。 |
16日(金)~ 1月15日(日) |
・年末年始 港湾無災害強調期間 ── 港湾貨物運送事業労働災害防止協会による年末年始の事故防止活動。 今年のスローガン 「待ってます 元気なあなた 明るく迎える年末年始」 |
20日(火)
|
・道路交通法施行記念日 ──1960年(昭和35年)のこの日道路交通法が施行されました。それまで交通行政は1947年制定の「道路交通取締法」によって行われ、各都道府県の行政処分基準などにはバラつきがありましたが、全国で統一した法制となりました。 |
22日(木) |
・冬至 |
23日(金) | ・平成天皇(上皇)誕生日 |
25日(日) | ・クリスマス |
25日(日) |
・広島市鉄板落下死亡事故から10年── 2012年12月25日午前11時頃、広島県広島市の国道432号のゆるいカーブを走行中のトレーラ荷台から鉄板30枚(1枚80kg)のうち15枚が落下し、対向車線の乗用車を直撃、乗用車に乗っていた2人の男性が死亡しました。 原因はトレーラ運転者の固縛作業における手抜きにあり、鉄板はワイヤーロープ1本で固定されていただけで、走行中の振動摩耗によりロープが切断され、鉄板が落下したことがわかりました。 |
28日(水) | ・官庁仕事納め |
29日(木) |
・津市国道の激突4人死亡事故から4年 ── 2018年12月29日午後10時ごろ、三重県津市の国道上を乗用車が時速146キロで走行して、道路を横切ろうとしたタクシーに激突、乗客ら4人が死亡しました。 刑事裁判では危険運転致死傷罪の成立が争われましたが、裁判長は「制御困難な高速度だったが事故の危険性の認識があったとまでは言えない」と判断し、過失運転致死傷罪で懲役7年の判決を言い渡しました(2020年6月16日 津地裁判決)。 |
31日(土) |
・大晦日 |
11月16日~ 1月10日(火) |
・第62回「正しい運転・明るい輸送運動」 全日本トラック協会主催──詳しくは、全ト協のWEBサイトを参照してください 。 |
~12月 |
・過重労働解消のためのセミナー(厚生労働省委託事業)──長時間労働削減対策などに必要な知識やノウハウ、取り組み事例の紹介。オンライン開催と会場開催があります。 令和4年9月29日(木)から12月16日(金)まで ※オンライン開催は44回、会場開催も3回を予定されています。 詳しくは、過重労働解消セミナー運営事務局のWEBサイトを参照してください。 |
12月~1月 |
・貸切バス、観光バスを対象とした街頭監査 毎年、年末年始にかけては貸切バス発着場等における街頭監査が実施されます。平成28年度より街頭監査に関係する処分は強化されています。また貸切バスについては平成29年度より覆面添乗調査も実施されています。 |
12月中旬 | ・2022年10月末までの交通事故発生状況発表(警察庁) |
12月下旬 |
・2022年10月分 トラック輸送情報(国土交通省) |
12月上旬 |
・令和5(2023)年使用 交通安全年間スローガンの公表 毎日新聞紙上、全日本交通安全協会ホームページなど |
◆12月の日没時刻 (国立天文台 暦計算室による)
1日(木) | 福岡 17:10 |
大阪 16:47 |
東京 16:28 |
札幌 16:01 |
15日(木) |
福岡 17:12 |
大阪 16:49 |
東京 16:29 |
札幌 16:00 |
31日(土) | 福岡 17:20 |
大阪 16:57 |
東京 16:37 |
札幌 16:09 |
12月の日没時刻は全国的に午後4時台に近づいています(北海道根室地方などは15時台)。冬至前後は1年で最も昼間の時間が短くなり、夕方に近づくとあっという間に日が暮れてしまいます。
日没時刻が早まるだけでなく、冬場は薄暮の時間も短くなりますので、児童生徒の下校や夕刻の買い物なども日没後になる地域が多くなります。日没前後は非常に危険であることを意識しましょう。
あなたが点灯することで歩行者や自転車などからもあなたのクルマが確認しやすくなります。
「おもいやりライト運動」は、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯をドライバーに呼びかけて交通事故を削減する運動です。全国で点灯活動を展開する運転者が増えています。
JAF(日本自動車連盟)も早期ヘッドライト点灯キャンペーンを展開しています。
JAFのインターネットWEBサイトではライト点灯
に関して様々な情報提供が行われます。
※詳しくは JAF Safety Light
のサイトを参照してください