赤信号を見落としてヒヤッとした経験は誰にでもあると思いますが、信号を見落とすパターンはいくつかあります。
一つ目は、信号機の設置間隔が短くて、つい先の信号機が目に入り手前の信号を見落とすパターンです。
街中では短い間隔で信号機が設置されており、二つ先の信号を右折しようとするような場合には、そこに意識が向いて手前の信号機を見落とすことあります。
二つ目は、遠くの信号が登り坂にあり、手前の信号より上に見えるパターンです。
人間は、視野の下にあるものを遠くに見て、上にあるものを近くに見る性質があり、上に見える遠くの信号を近くにあると錯覚して、手前の信号を見落とすのです。
もう一つは、手前の信号に停止している車がいなくて、遠くの信号に停止車がいる場合です。
走行している車のドライバーは、遠くの信号で止まっている車が目に入りますので、そこに追従しようとする意識があり、手前の信号を見落としてしまうことがあります。
運転中は、遠くの信号だけに意識を集中させず、手前の信号の確認をしっかり行うようにしてください。
(シンク出版株式会社 2022.11.25更新)
今年も、「2023トラック運行管理者手帳」と「2023バス運行管理者手帳」を好評発売中です。運行管理者の皆様は、ぜひ、お早めにお申し込みください。
本手帳は運行管理者として知っておきたい知識を「法令編」「知識編」「データ編」にまとめて収録し、最近の法改正、告示・通達の改正にも対応しています。
カレンダー、メモ欄も充実した内容ですので、スケジュール管理も万全です。