さる11月21日午前8時前、富山県滑川市にある駅の近くの踏切で、乗用車と電車が衝突する事故が発生しました。
この事故により、車の運転者と同乗者が重傷を負ったほか、電車も運転を見合わせる事態に陥り、多くの利用客に影響が出たようです。
警察によると、車を運転していた71歳の男性は、「警報機の音に気がつかなかった」と話しているようで、踏切内で遮断機が降りてきたため車を停止したところに電車が衝突したとのことです。
踏切事故を防止するためには、「無理に横断しないこと」が重要です。まずは、踏切の直前で一時停止して、自分の目と耳で左右の安全を確かめましょう。
また、警報機が鳴りはじめた時や遮断機が降りてきた時のほか、踏切の向こう側が混雑しているときは踏切に入ってはいけません。なお、通過中に遮断機が降りてきた場合は、止まらずに遮断棒を跳ね上げてでも踏切の外に出てしまうことが重要です。
このほか、万が一、踏切内で立往生してしまったり、踏切に閉じ込められている人や車を見かけた場合には、迷わず非常ボタンを押してください。
(シンク出版株式会社 2022.11.28更新)
ドライバーの中には、交通事故を起こしても保険があるから大丈夫だろうと安易に考えるなど、事故後の悲惨な結末をイメージできない人がいます。
本冊子では、交通事故を起こし重大な結果を招いた裁判例を取り上げ、人生を狂わすような実刑判決を受けたり莫大な損害賠償義務を負った事例を紹介し、そこから事故の教訓として何を学ぶかを解説しています。
6つの裁判事例から、事故を起こした際の刑罰や賠償額の大きさを知ることで、運転行為の責任の大きさを自覚することができます。