さる12月12日午前8時40分ごろ、熊本県菊池市の信号のない交差点で、幼稚園児14人が乗った送迎バスと軽乗用車が出会い頭に衝突し、園児ら3人がケガをする事故がありました。
事故の現場は見通しのよい交差点で、軽乗用車側に一時停止の標識があったことことから、軽乗用車を運転していた女性が一時停止を無視して交差点に進入したものと見られています。
軽乗用車の運転者は、交差道路を走行してくるのが幼稚園の送迎バスであったことから、スピードを出して交差点に入って来ることはないだろうと考えていたのかも知れません。
また、時間的に見て通勤時間と重なっていることから、出勤時間が迫っていて一刻も早く行きたかったのかも知れません。
送迎バスの運転者の立場からすると、相手側に一時停止の標識があるので「一時停止するだろう」と考えるのは、当然だとは思います。しかし、実際にはこの事故の軽乗用車のように一時停止を無視して交差点に進入してくる車もいます。
自分が優先道路を走行していたとしても、相手が止まらないかも知れないと考えて、スピードを落として近づくようにしましょう。そうすれば、相手の無謀な行動にも対処できると思います。
(シンク出版株式会社 2022.12.15更新)
道路交通法施行規則の改正(2022年4月1日)により、新たに安全運転管理者の業務として、運転前・運転後の「酒気帯び有無」の確認とその記録、記録の保存、並びにアルコール検知器を使用したチェックが義務づけられました。
2021年6月の千葉県八街市における白ナンバートラックによる飲酒死傷事故が大きな社会的問題となり、飲酒運転根絶に向けた取組みとして位置づけられたのです。
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