皆さんはレンタカーを使って、旅行や出張に出かけることがあると思いますが、ガソリンスタンドで給油する場合、燃料の種類を間違えないように気をつけてください。
JAF(日本自動車連盟)が昨年末に公表した資料によると、燃料の入れ間違いによる救援出動件数は、2022年10月の1か月間に、105件を数えました。そのうち、ガソリン車に軽油を給油したケースは全国で57件、ディーゼル車にガソリンを給油したケースは39件確認されました。
入れ間違いの理由としては、「レンタカーを借りて、普段の車両と違ったため」「軽自動車なので軽油を入れるのだと思った」などが挙げられています。
JAFによると、ガソリン車に誤って軽油を給油した場合、最初はエンジン出力が下がり、加速が鈍くなるそうです。そのまま走り続けて供給される燃料が100%軽油だけになると、黒い排気ガスが出て、エンジンが止まってしまう恐れがあるといいます。
また、ディーゼル車にガソリンを誤って給油した場合、最初のうちはエンジンがかかるものの、白い排気ガスが出て、最悪の場合には部品の交換を迫られる可能性があります。
レンタカーなどを借りる場合、必ず燃料の種類を確認してから給油するように気をつけましょう。
(シンク出版株式会社 2023.1.11更新)
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