夜間から早朝は普通の信号制御から点滅信号に変わる交差点があります。
夜間に交通量が大きく減少するので制御を変えているのですが、点滅信号を軽視して停止を怠る車がいるため、出会い頭事故が発生する危険があります。
さる1月23日、島根県東出雲町の県道交差点で軽自動車同士が衝突し、1台が横転する事故が発生しました。双方の運転者2人がけがをしたものの、命に別状はないということです。
現場は1灯式ではない普通の信号交差点ですが、事故処理の映像では双方が赤と黄に点滅していましたので、どちらかの車が一時停止を怠った可能性があります。
夜間に郊外の交通量が少ない道路では、ほとんど他の車に出会わないため、赤点滅信号で停止するのが面倒くさくなることがあり、少し減速する程度でも大丈夫だろうと油断しがちです。
赤点滅信号では必ず停止して安全確認を徹底するとともに、黄点滅信号の側の車両も十分に注意して走行するように心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2023.2.1更新)
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