3月は、寒さがゆるみ人々の活動が活発になります。それだけ歩行者や自転車などと遭遇する機会も増えますので安全運転の確保が重要になってきます。
歩行者や自転車の通行を妨げないように配慮するとともに、相手が危険な行動をしても避けられるような危険予測をして運転しましょう。
一方で、豪雪地方や日本列島の北部では、寒の戻りによる降雪・道路凍結などの危険があります。
年度末の3月は冬型の運転管理体制を残しながら、新たな年度に向けた管理、指導体制の構築が必要な時期です。
健康管理面では、暖かくなり運動のチャンスが増えますので、20代から運動習慣の獲得が生活習慣病予防などのために重要であることを訴えましょう。
●「もらい事故」を防ぐ運転をしよう
相手に非があっても、過失責任を負う
交通事故の多くは、自分が気をつけて安全運転をしているつもりでも発生します。見通しの悪い交差点からバイクが突然飛び出してきたり、前方で赤信号を無視して歩行者が急に車道に出てくることがあります。
相手がミスをしたのだから、自分には過失はないと考えがちですが、たいていの交通事故では、車側に責任がないということはありません。
場合によっては、自車の過失責任のほうが大きくなって多額の損害賠償義務を負い、刑事裁判でも過失運転致死傷罪などの判決を下される場合があります。
たとえば、自転車が一時停止を怠って飛び出してきた事故では、民事訴訟では運転者側が6割の過失責任を負うのが基本原則となっています(※)。
「もらい事故」と考えていたら、実は自分が第一当事者だったというわけです。
(※)民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準/全訂5版(別冊「判例タイムス」38号)による
相手がミスをするという前提で危険予測をしよう
車は強者であり、歩行者や自転車に過失があったとしても、大きな怪我をしたり命を失う危険が多いので、車側の注意義務と過失責任が重いのは当然のことであると認識して運転しましょう。
損害賠償保険に入っていれば賠償責任は負担できるかも知れません。しかし、命が失われたり後遺障害が残ったりすれば、取り返しがつきません。
自分自身が「もらい事故であっても防ぐ」という強い意思を持って運転することが大切です。
具体的には、一時停止標識を守らない相手がいることや、自転車や歩行者が突然危険な行動をすることを常に意識して運転することです。
たとえば、歩行者信号が赤のとき「歩行者は横断したがっているかも」と気をつけていれば、突然の横断にも対処できます。常に、相手が危険なミスをする可能性があるということを意識して事故を防ぐのです。
一時停止を無視した自転車の事故で
約4,600万円の賠償責任
運転者が、夕刻スモールライトだけで走行し、見通しの悪い信号機のない交差点にさしかかったところ、一時停止を無視して飛び出してきた自転車と衝突し、自転車に乗っていた女性が後遺障害(併合3級)の残る重傷を負いました。
事故の民事訴訟で、運転者は「自転車が一時停止をしないなどの過失が重大だ」と主張しましたが、車を運転する者の注意義務が大きいなどの理由により、過失割合は運転者が60%、自転車が40%とされました。
自転車の女性の治療費や将来の介護料、後遺障害慰謝料など約7,760万円の損害が認められ、運転者側は6割分の約4,600万円の損害賠償額を支払うことになりました。
★下の項目をチェックし、すべてハイとなることを目指してください
・青信号の交差点でも、信号無視をする自転車などに気をつけている
・見通しの悪い交差点では、速度を落として飛出しを警戒する
・高齢歩行者が車道を見ていたら、急に横断してくる危険を予測する
・幼児の歩行者を見かけたら、路肩にいても車道に出てくると警戒する
・相手側に一時停止標識があっても、停止しない危険を予測する
・自転車が後ろを振り返らないで急に進路変更する危険を予測している
・交差点では対向車線の右折車が強引に右折してくる危険を予測する
・初心運転者マークの前車が突然停止することを予測し車間距離をとる
ハイ・イイエ
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●毎日の点呼と指導を徹底しよう
アルコール検知体制を万全に
昨年4月に安全運転管理者の業務として、運転前後における「酒気帯び確認」が明確化されて、1年が経過しようとしています。
アルコール検知器の使用義務化は供給不足などの理由から延期されていますが、いつ適用されても対応できるように、すでに検知器を確保して実践している事業所は多いと思います。
まだ導入していない事業所では、検知器を早急に入手して、チェック体制を構築しましょう。
ICT点呼を導入しよう
アルコール検知と並行して徹底したいのは点呼です。トラック・バスなど運行管理者を置く事業所はもちろん、安全運転管理者選任事業所においても、点呼の実施は管理者の業務として従来から位置づけられていますので、日常点検の確認や健康観察を含めてぜひ積極的に実行してください。
従来、自宅などから直行直帰する運転者の点呼は難しいと考えられてきましたが、インターネットの普及とコロナ禍のリモート勤務によるICT(情報通信技術)活用の連絡体制によって、容易になっています。
これは社内や別の営業所にいる運転者の点呼であっても同様です。事業用自動車では対面点呼が原則ですが、安全性の高い事業者へのインセンティブとしてIT点呼(営業所と車庫間で通信など)や設備要件等をクリアした遠隔点呼(営業所と営業所など)を行う事業所が増えてきました。
安管事業所では、IT点呼の導入に関して重大事故を起こしていないなどの条件による縛りはありませんので、すべての事業所でICT活用点呼の導入が可能です。
管理者が運転者のところに出向かないまま点呼ができます。こうしたICT点呼を支援するクラウドサービスが増えていて、AI(人工知能)システムを実装した自動点呼を開発している業者もありますので、ぜひ検討しましょう。
パソコン周辺機器を整備すれば、免許証チェック、酒気帯びの確認、健康観察、適性指導など一連の業務が遠隔で実施でき、デジタル記録がとれるので管理者の負担が大幅に軽減されます。
管理者に代わって点呼やアルコール検知を代行するネット業者もあります。安全運転管理者が連絡を受けて判断できる体制が整っていれば、代行業者に任せるのも可能です。
遠隔で個別だから可能な適性指導
また、パソコンを活用したICT点呼のメリットは、管理者がパソコン内の情報を見ながら、相手に応じた指導をしやすいという点です。
安管事業所では、従来、複数の運転者を相手に、対面でグループミーティング的に朝礼・点呼をするケースが多く、指導内容も「今日は雨だからスリップに気をつけて」といった一般的な内容になりがちでした。
一方で、ICT点呼では運転者の特性に応じた個人別の安全運転指導が可能になります。ドライブレコーダーやデジタル運行記録計などを導入している場合は、運行データから自動的に運転者個別の運転経歴を把握し、運転特性などを分析して指導することができるでしょう。適性検査結果や事故違反歴なども、個別対応なので開示できます。
たとえば進路変更時に接触事故を起こした例がある運転者には、動作優先の運転操作をしないよう安全確認の重要さを繰り返し指摘するなど、点呼時の声かけが重要です。
また、WEBで送られてきた運転者の顔の映像を分析して、ストレスや睡眠不足、心拍数の異常、疲労度など健康状態を把握するアプリケーションが開発されています。
システム化しておけば、過去の健康観察記録などを参照して指摘できますので、運転者に応じた的確な健康指導に役立ちます。
●月数回でも運動する習慣をつけよう
ロコモティブ症候群のリスクを知ろう
最近、「ロコモティブ症候群(運動器症候群)」という言葉が、生活習慣病の予防とともに話題になっています。
高齢社会の進展から、加齢に伴う筋力の低下や関節・脊椎の病気、骨粗しょう症などにより運動器の機能が衰えて、要介護や寝たきりになってしまったり、そのリスクの高い状態を表す言葉です。
ただし、高齢者だけの問題ではなく、最近の日本整形外科学会などの研究によると、運動器(骨・関節・筋肉・神経の総称)の衰えが20代から進行し、徐々にロコモ化が始まっていることも明らかになっています。
自覚症状はあまりないものの、運動習慣の少ない人は将来、ロコモティブ症候群に陥るリスクが高いことがわかってきました。
ロコモティブの3段階
同学会では、ロコモティブ症候群を3段階に分けて考えています。
「ロコモ度1」は、移動機能低下が始まっている段階で、40代未満でも年齢を経るごとに毎年リスクが上昇し、20代から観察されることが判明しています。
すぐに暮らしに問題はありませんが、たとえば、片足立ちがふらふらするとか、少し大股での歩行ができにくくなるといった段階です。若い間には個人差が目立ちません。
次に「ロコモ度2」は、移動機能の低下が進行し、自立した生活ができなくなるリスクが高くなっている段階です。横断歩道を青信号の間に渡れなくなったり、40cm程度の低い椅子から支えなしに立ち上がれなくなったりします。
「ロコモ度3」はさらに進行し、立ち上がったり歩くのにも苦労し、移動機能の低下が進行して社会参加に支障をきたしている段階です。
ロコモティブ予防は20代から
同学会では、将来の健康寿命を長くして65歳以上になっても元気に働いたり趣味を楽しむためには、実は20歳代からの心がけが重要であることを訴えています。
実際にロコモティブ症候群のリスクを低くする目安としては、以下のようなポイントが示されています。
心臓病などの予防には、週3~4回程度の有酸素運動など、少し負荷の高い運動が求められますが、ロコモティブ予防には月数回の運動でもリスク度が下がることがわかったそうです。
若い人も、全く運動しない生活を続けないように気をつけましょう。
年度末の車検場は大混雑します
年度末に向けて、社有車の検査、新車登録事務が必要かどうか早期に調査し、手配・実施しておきましょう。
とくに3月は例年、運輸支局の検査・登録窓口が混雑を極めて非常に時間がかかります。3月末の車検事務を避けましょう。
3月がディーラーの年度末決算となるために新車販売台数のピークとなるからです。
最近は新車の入手難で以前ほどではないかも知れませんが、3月に登録した車が3月に車検等を迎えますので、やはり混むことは事実です。
早めに予約をしておくことが得策です。
検査予約はインターネットでも可能です。
今年は、前年シーズンより花粉の飛散量が多くなる地方が目立つようです。場所によっては過去10年で最多の飛散が予想されていて、花粉症の人には悩ましい季節となっています。
本格的な花粉の飛散が始まるのは、北九州で2月下旬から、四国・中国・近畿・南関東などで3月上旬から、関東北部から東北地方で3月下旬からと予測されています。
新型コロナウイルス流行の沈静化に伴い、マスクを外す機会も増えるでしょうから、例年になく症状がひどくなる可能性があります。
徹底した予防対策をとっておきましょう。
早めに耳鼻咽喉科などを受診し、花粉症が悪化しないような予防薬の投与や、アレルゲンを特定した減感作療法などの措置を徹底しておくことが大切です。
*花粉飛散情報に関しては → 気象庁、環境省のWEBサイトを参照してください。
*スギ花粉等の着花調査は → こちらを参照(2022年12月26日/環境省)
運輸局による監査の結果から行政処分対象となる違反項目で目立つのは、運転者への「指導・監督」の違反です(*)。
事業者が、自社なりに安全教育を実施しているつもりでも、監査や巡回指導を受けた時その内容が指導・監督の指針に沿ったものでないと判断された場合は、指導不十分として処分の対象となることがあります。
新年度を控え、指針の内容に沿った具体的な教育計画を立てましょう。
指針はバス・タクシーが2018年に、トラックは2017年に改訂されてから、大きな変更はありません。しかし、指針に基づく国土交通省の指導マニュアルは最近発生した重大事故を踏まえて、ときどき改訂されています(最近では、令和5年1月に改訂)。
指針に基づく最新の指導マニュアルを確保しておくことも重要です。マニュアルは以下のWEBサイトを参照してください。
国土交通省WEBサイト → ドライバー指導実施マニュアル
*「自動車運送事業者が運転者に対して行う安全運転の指導及び監督」
2023年度/運転管理・指導計画の例(ある貨物自動車運送事業者の計画による)
月 | 運転管理目標 | 運転者への指導・監督指針/活動 |
4 |
うっかり事故の防止 ・安全確認、基本行動の徹底 |
・事業用自動車を運転するうえでの心構え ※交差点等、危険箇所での安全パトロール |
5 |
春の全国交通安全運動への参加* ・子どもと高齢者の事故防止 |
・運行の安全を確保するために遵守すべき基本的事項 ※地元小学校で大型車の死角体験指導に参加 |
6 |
雨の日はスリップ防止と速度抑制 ・坂道での安全走行を徹底 |
・事業用自動車の構造上の特性 ※エンジンブレーキ・排気ブレーキの実技指導 |
7 |
車間距離維持と急制動の禁止 ・荷物事故防止キャンペーン |
・貨物の正しい積載方法 ※倉庫等における固縛実技指導 |
8 |
積載時の重量確認の徹底 ・荷主、荷送人へ協力要請 |
・過積載の危険性 ※荷主立ち会いの元の積載指導 |
9 |
安全・確実な運行の徹底 ・危険物の正しい知識を得よう |
・危険物を運搬する場合に遵守すべき事項 ※消火器搭載、イエローカードの点検 |
10 |
異常気象を警戒し安全運行を確保 ・経路上の危険を周知徹底 |
・適切な運行の経路および道路、交通の状況 ※異常気象時における運行判断の確認 |
11 |
危険な運転習慣を正そう ・望ましい運転習慣を身につける |
・運転者の運転適性に応じた安全運転 ※運転適性診断、自己チェックテスト等の実施 |
12 |
飲酒運転、居眠運転の根絶 ・酒気残りを防ぐ生活管理 |
・交通事故に関わる運転者の生理的、心理的要因及び これらへの対処方法 ※アルコール依存症への理解 |
1 |
過労を防ぎ、早めの休憩 ・よりよい食事、睡眠確保 |
・健康管理の重要性 ※健康診断結果の周知徹底と保健指導 |
2 |
冬型事故防止の確認喚呼運転 ・凍結場所の危険予測 |
・危険の予測及び回避と緊急時における対応方法 ※大雪時の運行注意事項/経路指導 |
3 |
先進装置に頼らない安全運転 ・安全装備の有効活用 |
・安全性の向上を図るための装置を備える事業用自動車 の適切な運転方法 ※被害軽減ブレーキ等の指導 |
*今年は、統一地方選挙の関係で「春の全国交通安全運動」は5月11日~20日に実施される。
【指針に基づく教育資料については、こちらも参照】
→ トラック向け 運行管理者のためのドライバー教育ツール(シンク出版株式会社)
真のプロドライバーを育てる安全運転ハンドブック(シンク出版株式会社)
→ バス向け バス運行管理者のための指導・監督ツール(シンク出版株式会社)
バス初任運転者に対する指導・教育テキスト(シンク出版株式会社)
バス安全運転教本(シンク出版株式会社)
軽貨物の人身事故件数が増加傾向
営業用貨物車の事故件数は、一般貨物運送と軽貨物運送を合わせた交通事故件数全体では減少傾向にあります。
2016年の1万8,254件から2017年は1万7,986件、2018-19年も減少傾向にあり、2020年から21年は微増で推移していて2021年は1万4,031件でした。
しかし、事故件数の内訳をみると、一般貨物運送は減少しているのに対し、軽貨物は大幅に増加しています。
一般貨物の事故は2016年に比べて2021年が35.3%減少しているのに対して、軽貨物は26.3%増加と対照的です。
さらに、死亡・重傷事故に限ってみると、軽貨物以外の一般貨物が2016年より19.2%減少しているのに対して、軽貨物は83.4%増と激増しています。
また、軽貨物では軽貨物以外と比べて、出会い頭事故の発生率が高くなっています。1万台当たりの比較では、軽貨物が44.9件、軽以外が8.7件ですから、約5.2倍多くなっています。
インターネット通販などによる宅配需要が急増し、軽貨物事業者の運送機会が増えているだけに事故増加も止まりません。
これは、軽貨物事業者の多くが個人事業主であることも関係しているようです。
個人事業者でも、貨物輸送の安全法令を遵守する義務がありますが、できるだけ多くの配達件数をこなしたり、ノルマを果たすため長時間乗務で法令違反をおかし、それが事故増加の要因になっているとの見方もあります。
※事故統計数値は「事業用軽貨物自動車の事故の特徴(令和3年度/国土交通省)」より
運行管理者がいなくても管理・指導を徹底
軽貨物運送事業者は運行管理者を選任する法的な義務はありませんが、点呼や運転者への指導・監督など適切な運行管理を行う義務があります。
そこで、運行管理者資格に関係なく、運行管理の責任担当者を定めておきましょう。
また、車両を5台以上使用する場合は、安全運転管理者の選任及び都道府県公安委員会への届出義務(選任した日から15日以内)が生じます。
とくに管理上で重要なポイントとして
などを徹底することが求められます。
また、運転者の勤務・乗務時間についても関係法令を遵守するとともに、安全運転を遵守するように毎日の指導をすることなどが重要です。個人事業主の場合も、適切な運行管理や健康管理を自らで行う必要があることを、再認識しましょう。
なお、無理な配送依頼や依頼になかった附帯業務など荷主側が運送業務への不当な圧力をかけてくる場合は、国土交通省目安箱(意見等の募集ページに移動します)などに相談しましょう。
※グラフは「事業用軽貨物自動車の事故の特徴(令和3年度/国土交通省)」より
日 付 | 行 事 等 |
1日(水) ~31日(金) |
・自殺対策強化月間──政府は、毎年3月を自殺対策強化月間に設定し、啓発活動や支援策を重点的に実施しています。悩みを抱えた人たちに広く支援の手を差し伸べていくことにより「誰も自殺に追い込まれることのない社会」を目指しています。事業所でもストレスチェックなどを活用して、自殺のない職場をめざしましょう。 |
1日(水) ~7日(火) |
・車両火災予防運動(春季全国火災予防運動)──消防庁と 国土交通省の共同主唱。車両交通の関係者や利用者の火災予防意識の高揚と車両火災防止のため、全国火災予防運動とあわせて同期間に実施されます(車両火災原因のトップは排気管ですが、大型バス等では電気系統の劣化等も多くなっています)。 また、コロナ禍で使用機会の増えている消毒用アルコールの安全管理の徹底をすすめ、バスの車内放置などに留意しましょう。 |
1日(水) ~8日(水) |
・女性の健康週間──厚生労働省では、毎年3月1日から3月8日までを「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開しています。詳しくは同省のWEBサイトを参照してください。 |
3日(金) |
・ひな祭り(桃の節句)/耳の日 |
3日(金) |
・第16回交通科学シンポジウム開催 (日本交通科学学会) テーマ「疾病患者の自動車運転による就労推進に向けた施策の構築」 日時/13:30~16:30(受付開始13:00) 於/損保会館大会議室(東京都千代田区神田淡路町2-9) 参加費無料(定員100名)/申込み締切:2月24日(金) 申込み先/042-673-6775(fax)又は jcts-office@umin.ac.jp (e-mail) |
5日(日) |
・日本初のスクランブル交差点が設置される──1968(昭和43)年3月5日、熊本市に子飼交差点に日本で初めて設置されました。市電を含む複雑な信号制御のため、万年渋滞し混乱する交差点でしたが、スクランブルの導入により渋滞が一気に解消したと評判になり、全国に波及しました。 |
6日(月) |
・啓蟄 |
6日(月) |
・「36協定」の日──すべての職場における「時間外・休日労働に関する協定」=「36(サブロク)協定」を見直してより良い働き方を実現するため日本労働組合総連合会(連合)が制定。労働基準法の改正に伴い、時間外労働(残業)の上限規制を守るよう訴えています。 |
7日(火) |
・消防記念日 |
7日(火) |
・3月の製品安全点検日
経済産業省は、毎月第二火曜日を「製品安全点検日」として製品の安全な使用法やリコール製品等について情報提供・注意喚起を行っています。 |
8日(水) |
・国際女性デー─国連は1975年(国際婦人年)以来この日を「国際婦人デー」と定め、国連事務総長が女性の十全かつ平等な政治・社会参加の環境を整備するよう、加盟国に対し呼びかけています。近年はこの日に合わせた#MeToo運動の集会や性別を問わない性被害者に関する講演会なども企画されています。 |
11日(土) |
・東日本大震災の日──2011年の震災から12年がたちました。政府主催の追悼式典のほか合同追悼式などが被災地を中心に実施されます。 |
14日(火) |
・ホワイトデー |
~15日(水) |
・2022年分の所得税および復興特別所得税の確定申告 |
17日(金) |
・八本松トンネル居眠事故から7年──2016年のこの日午前7時半頃、東広島市の山陽道下り線「八本松トンネル」内でトラック運転者の過労運転が原因で12台が絡む多重衝突事故が発生しました。この事故で71人が負傷し、2人が亡くなり、運転者は懲役4年の実刑、運行管理者も逮捕され過労運転の下命容疑で起訴され有罪が確定、安全軽視の経営姿勢が事故の背景にあるとして、法人としての会社も有罪となりました。 |
18日(土) |
・世界睡眠デー(World Sleep Day)──世界睡眠医学協会によって3月の第3金曜日に制定され、睡眠医学の教育促進など睡眠関連の知識を広める運動を行う日です。日本では独自に、3月18日と9月3日を「睡眠の日」と定め、前後1週間を睡眠に関する啓発活動を行っています。 |
~19日(日) |
・令和4年度 運行管理者第2回CBT試験──全国47都道府県の指定会場で、コンピュータの画面上の問題に答える形式での受験です。詳しくは、公益財団法人 運行管理者試験センターのWEBサイトを参照してください。 |
21日(火) |
・春分の日 |
23日(木) | ・世界気象デー──1950年のこの日に世界気象機関条約が発効したことを記念して世界気象機関(WMO)が制定しました。今年は「早期警告と早期行動。災害リスク低減のための水文科学および気候情報」がテーマとなっています。 |
25日(土) | ・電気記念日──明治11年(1878年)3月25日、工部省電信局が東京・木挽町に電信中央局を設けてこの日に開局祝賀会を開催、エアトン教授の指導で日本初の電気の灯り(アーク灯)を点灯したことにちなみます。 |
3月上旬 | ・令和4年中の労働災害の動向について(厚生労働省) |
3月上旬~ |
・39回 安全衛生標語の募集──中央災害防止協会。 「2023年度 年末年始無災害運動標語」、「2024年 年間標語」の募集。 締切りは4月21日(金)。詳細は、同協会のWEBサイトを参照。 |
2月上旬~4月末 |
・2023年度の「安全衛生標語」募集──陸上貨物運送事業労働災害防止協会。「荷役」「交通」「健康」の3部門で募集し、秋に開催する全国大会で顕彰。締切は4月15日(土)、詳しくは、同協会のWEBサイトを参照。 |
2022年12月~ 4月30日 |
・令和4年度 安全衛生教育促進運動──中央労働災害防止協会(中災防)が提唱し展開する活動。年間計画を定めて、雇入れ時教育、特別教育などの義務付けを踏まえ安全衛生教育の確実な実施を促しています。教育は正規従業員だけでなくパートタイマーや期間従業員にも必要であることを強調しています。 |
3月上旬 |
・令和4年中の交通事故発生状況(警察庁) |
3月下旬 |
・2023(令和5)年使用の交通安全スローガンポスターデザイン入選作の発表 (毎日新聞社) |
2月下旬~3月 |
・2022年 賃金構造基本統計調査結果=賃金センサスの発表 (厚生労働省) |
◆3月の日没時刻 (国立天文台 暦計算室による)
1日(水) | 福岡 18:15 |
大阪 17:53 |
東京 17:36 |
札幌 17:23 |
15日(水) |
福岡 18:26 |
大阪 18:05 |
東京 17:48 |
札幌 17:40 |
31日(金) | 福岡 18:38 |
大阪 18:18 |
東京 18:01 |
札幌 17:59 |
3月は日没時刻は遅くなり18時台の地域が目立ちます。しかし、早春は雨の日が増えて、午後に暗くなる日も多くなります。午後は日陰が急に見えにくくなりますので注意しましょう。
暖かくなると薄暮時間に遊ぶ児童・生徒や夕刻の買い物などに出かける人が増えますので、日没前後は非常に危険であることを意識しましょう。
あなたが点灯することで歩行者や自転車などからもあなたのクルマが確認しやすくなります。
「おもいやりライト運動」は、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯をドライバーに呼びかけて交通事故を削減する運動です。全国で点灯活動を展開する運転者が増えています。
JAF(日本自動車連盟)も早期ヘッドライト点灯キャンペーンを展開しています。
JAFのインターネットWEBサイトではライト点灯
に関して様々な情報提供が行われます。
※詳しくは JAF Safety Light
のサイトを参照してください