ヤクルト球団などで活躍した元プロ野球選手が、軽乗用車を運転中に交通事故で死亡してニュースで大きく取り上げられていました。
事故は信号の無い交差点での出会い頭衝突で、相手側の道路に一時停止標識があったようです。
一時停止の標識や道路標示があっても、それを見落としたり、たとえ見ていても「交通量が少ないから大丈夫だろう」と軽く考えて、停止しない車が少なくありません。
このため、出会い頭衝突事故は車対車事故では追突事故に次いで多く発生しています。
また、死亡事故率は追突事故よりも高く、乗員が横から衝撃にさらされるため、シートベルトを着用していても大きなダメージを受けやすくなります。
ミニバン型の軽乗用車では出会い頭衝突時に横転しやすいため、乗員の被害が大きくなることが知られています。
信号の無い交差点で自分が優先側を走行していると、交差車両が停止することを期待してしまいがちですが、この心理が禁物です。
相手が標識などを見落としている可能性があることも意識して、停止するかどうか慎重に確認することを習慣づけましょう。
(シンク出版株式会社 2023.2.14更新)
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