不幸にして交通事故の被害者になると、治療や加害者・保険会社との交渉など心身ともに大変な毎日を過ごすことになります。
そこで、被害者やその家族の援助をすすめるため、国土交通省が昨年12月に「交通事故被害者ノート」を作成し、ナスバ((独)自動車事故対策機構)主管支所や都道府県の犯罪被害者向け相談窓口などで配布しています。
このノートはインターネットでもダウンロードすることができます(※)
内容は、本人や家族などが、事故の概要等の記録をノートの形式に沿って整理しておけるもので、様々な手続きで同じ説明を繰り返さなくても済むようになっています。警察や自治体、民間被害者支援団体などで行われている支援制度についても、わかりやすく紹介されています。
また、被害者の困りごとメモ欄なども充実していて、支援窓口で相談する前に記入しておくと問題点が整理できます。
大事故の被害者家族などの協力を受けて作成された画期的内容で、普及が望まれています。自分が交通事故にあった方はもちろん、友人・家族で事故に悩んでいる方がおられたら、ぜひ活用を勧めてあげてください。
(シンク出版株式会社 2023.2.28更新)
※PDFファイル/36.97MB → https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001574316.pdf
近年、スマートフォンの急速な普及や自転車によるフードデリバリー需要の広がり、高齢者の増加、急激な気象状況の変化など、交通環境を取り巻く情勢が大きく変化してきています。
ドライバーは、このような複雑化している交通環境を頭に入れてハンドルを握らないと、思わぬ事故を招くことがあります。
本冊子では、ドライバーが把握しておくべき交通情勢の変化や危険性を紹介し、また、実際に該当場面に遭遇した際の事故防止のポイントを解説しています。この1冊で昨今の交通情勢の危険を認識できる構成となっています。