新1年生が元気に登校し始める時期です。ドライバーの皆さんは登下校の小学生を見かけたら、とくに通行に注意してください。
鳥取県の警察本部が2022年まで10年間の子ども(中学生以下)の歩行中交通事故を分析したところ、年齢層別死傷者数が最も多かったのは7歳児(小学校1、2年)の35人で突出していました。
次いで8歳(2、3年)の24人、6歳(幼稚園~1年生)が20人でした。学齢別の死傷者数では、幼児から小学3年までの低学年で計115人と、歩行中の子どもの全死傷者数の約7割を占めていました。
東京・警視庁の統計でも、都内の過去5年間における歩行者の死傷者数は小学1年生が含まれる7歳が最も多かったということです。
低学年の児童は、交通ルールを習っていても忘れてしまっていたり、登下校中も遊びに夢中になることがあります。
また逆に、横断歩道は歩行者優先と習ったことを覚えているので、車が停止しようとしないことに気づかないまま、素直に大丈夫だと考えて横断することがあります。
幼い歩行者を守るのはドライバーの重要な義務と考えて、見守る気持ちで運転しましょう。
(シンク出版株式会社 2023.4.10更新)
近年、交差点などで道路を横断している歩行者や自転車と衝突する事故が多発しています。
事故の原因は、ドライバーが漫然運転をしていて前方をよく見ていなかったり、安全確認が不十分だったため、発見が遅れるケースがほとんどです。また、歩行者が止まるものと思い込み、横断歩道手前で全く警戒しないために発生する事故もあります。
本冊子は、横断歩行者や自転車を見落とさないために、どこをチェックするかを詳しく解説していますので、事業所での事故削減に効果的な1冊となっています。