さる5月19日午前9時ごろ、栃木県矢板市を走る東北自動車道下り線で、トラックが燃える事故が発生しました。警察によると、運転中に車内に煙が充満したため路肩に停止したところ、トラックの前方から火が出たということです。
このように、車両火災のニュースが後を絶ちません。
国土交通省は、自動車製作者等から報告のあった事故・火災情報をホームページにて公表しており、これによると、令和3年中には1,070件の火災が発生しています。
このうち、原因が特定できたものの多くは、「点検・整備」に起因するものがもっとも多く、次いで「外部要因」、「社外品・後付装置」によるものが多くなっています。
また、火災情報を車種別にみると「貨物車」がもっとも多く、次いで「乗用車」となっています。
車両火災は、日頃の点検・整備等によって防げるものも少なくありません。日常点検をはじめ、定期点検は確実に実施してください。とくに走行距離の長い車や年式の古い車は念入りに整備しておきましょう。
(シンク出版株式会社 2023.5.26更新)
本書は、トラック運送事業の運行管理者の皆さんに広く活用され、指導・監督の指針に沿った教育が効果的に実施できると好評の「運行管理者のためのドライバー教育ツール」の第5弾です。
国土交通省告示「貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針」の12項目に準拠した内容になっています。
また、PART5では、各項目の管理者用資料がこれまでの1ページから3ページへの増量となり、さらに深く、役立つ情報をお届けすることで、より効果的なドライバー教育を実現することができます。
イラストとキーワードを中心に読みやすく編集していますので、ドライバーミーティングの際や、点呼時などの短時間でもご活用いただけます。