さる7月14日午後8時50分ごろ、北海道千歳市の道央自動車道を走行していた乗用車が中央分離帯に衝突する事故があり、運転していた男性から酒気帯び運転の基準の4倍を超えるアルコールが検知されたため、酒気帯び運転の逮捕される事件がありました。
運転していた男性は横浜市在住で、旅行中でフェリーのなかで酒を飲んでいて、「旅行中の開放感から、飲酒運転した」などと話しているということです。
フェリーのなかでどれくらい酒を飲んでいたのかなど、詳しいことは分かりませんが、基準の4倍以上のアルコールが体内に残っているということは、相当の量の酒を飲んでいたと思います。
長時間フェリーに乗っていると、食事の際にアルコールを飲む人がいますが、その際に重要なことは下船時間にはアルコールが抜けていることを計算して飲酒する必要があるということです。
通常、ビール500ミリ缶1本飲んだ場合には、体内からアルコールが抜けるまでに約4時間かかると言われていますので、下船4時間前までには飲み終えなければなりません。
フェリーに乗船しているということは、いずれ車を運転しますので、フェリー内での飲酒はほどほどにしておきましょう。
(シンク出版株式会社 2023.7.28更新)
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