さる7月24日、熊本市内を走る列車と軽自動車が踏切内で衝突する事故が発生しました。報道によると、運転者は「ラジオを聞いていて踏切の音が聞こえず、踏切の中に閉じ込められた」などと言っているようです。
また、7月25日には、京都市内の交差点で、サイレンを鳴らして赤色灯をつけた救急車が乗用車と衝突する事故が発生しています。
どちらの事故も、車外の音にしっかりと耳を傾けていれば、避けることができたのではないでしょうか。
運転中はリラックスすることも大切ですし、音楽等を聞くことは、決して悪いことではありません。しかし、周囲の状況がわからなくなるような音量では、今回のような事故を引き起こすおそれがあります。
運転中に車外の音に耳を傾ける重要性を、もう一度考えてみましょう。
(シンク出版株式会社 2023.8.3更新)
運転者の中には、交通事故を起こしても保険があるからと安易に考えるなど、事故後の悲惨な結末をイメージできない人がいます。
本冊子では、交通事故を起こし重大な結果を招いた裁判例を取り上げ、人生を狂わすような厳罰事例を紹介し、そこから事故の教訓として何を学ぶかを解説しています。
6つの裁判事例から、事故を起こした際の刑罰や賠償額の大きさを知ることで、運転行為の責任の大きさを自覚することができます。