交差点を右折するとき、直進車との衝突を気にする運転者は多いようですが、意外に右折先の横断歩道上の歩行者と衝突する事故が少なくありません。
対向直進車の速度が速いため、どうしても車の流れに意識が集中し、ホっとして右折を始めたとき確認がおろそかになりがちです。
右折するときの車の向きによっては、右後方から横断してくる歩行者が見えにくく、横断歩道の手前で一時停止して確認しないと見落とすことがあります。
またバスやトラックなど大型車では、車両の左前方がボディの死角で見えにくくなっています。
右後方からの歩行者を気にしていて、逆に左前方から横断してくる歩行者を見落として衝突したという事例もあります。
とくに歩行者が背の低い子どもであったり、荷車を押している高齢者などの場合、見落としやすくなりますので、横断歩道手前で停止したときにアンダーミラーを確認し、念のため頭を動かして車の前を覗き込むような確認を習慣づけましょう。
(シンク出版株式会社 2023.8.28更新)
最近、交差点などで道路を横断している歩行者や自転車と衝突する事故が多発しています。
事故の原因は、ドライバーが漫然運転をしていて前方をよく見ていなかったり、安全確認が不十分だったため、発見が遅れるケースがほとんどです。歩行者が止まるものと思い込み、横断歩道の手前で全く警戒しないために発生する事故もあります。
本冊子は、横断歩行者や自転車との事故を起こさないために、どこをチェックするかを詳しく解説していますので、事業所での事故削減に効果的な1冊となっています。