さる7月27日、「路線バスにあおり運転をされ、恐怖を感じた」という市民の訴えを受けて、仙台市交通局が謝罪しました。
ドライブレコーダーの映像をもとに市に被害を訴えた男性(58歳)によると、「7月27日午前10時ごろ、買い物などを終えて車で帰宅途中、県道から市道に曲がったところで後続の市バスに詰め寄られた。バスが方向転換を行う回転場までの約1キロの間あおり運転を受けた」といいます。
映像では、市バスが猛スピードで男性の車に急接近し、道路中央のゼブラゾーン(導流帯)を使って威圧するかのように車体を振ったように見えるとのことです。
男性は「市道に曲がったところで前方の信号が赤だったので低速で走行したら、あり得ないほどバスが近づいてきた。あおられ、クラクションまで鳴らされ、怖かった」と訴えています。
市バス側は「運転者が意図的に近づいたのではない」などと釈明したうえで、「始発時刻に遅れそうで、イライラしてあおったと受け取られても仕方がない」と謝罪しています。
どうやら、低速の車にイラついたようですが、あおられたと感じる側の恐怖感は非常に大きく「妨害運転」が適用されると重い罰則があります。運転時はカッとしないで、怒りをコントロールし、とくに車間距離には十分注意して走行しましょう。
(シンク出版株式会社 2023.9.5更新)
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