さる9月1日午前11時50分頃、栃木県宇都宮市で開業したばかりの次世代型路面電車(LRT)と乗用車が衝突する事故がありました。
軌道の横にある道路から右折して軌道敷内を横切ろうとした乗用車が、右後方からきたLRTと衝突したものです。
日本国内では、路面電車が走行している都市が少ないので、ほとんどのドライバーは、路面電車が走行している都市で車を運転する経験が少なく、戸惑うことがあります。
いちばん戸惑うのは、道路中央に電車の軌道がある道路を右折する場合ではないかと思います。
通常の交差点を右折する場合には、道路中央で待機して対向車に注意して右折するのですが、路面電車の軌道がある場合にはうっかり道路中央で待機していると右後方から電車が近づいてきて焦ることがあります。
路面電車の場合は、停止距離が長く、右折する車がいても急には止まれません。
路面電車が走行している交差点を右折する場合には、右後方からくる電車の有無を十分にチェックするようにしてください。
(シンク出版株式会社 2023.9.8更新)
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