今月の運転管理/2023年10月(令和5年10月)

夜間の交差点事故防止


10月の安全運転管理(令和5年)

 

 10月は、先月に引き続き夜間事故が増加します。運転者には、夜間事故防止の指導を展開してください。

 

 管理面では、無事故・無違反運転者の知恵を全体で共有する活動を実施してはいかがでしょう。無事故運転者は、毎日、運転に関する工夫をして安全を確保しています。その努力から学び、活かすことで事業所全体の事故防止を図ることができます。

 

 また、全国労働衛生週間を契機にメンタルヘルス向上のため管理・指導をすすめましょう。

 

 健康面では、最近の日本人に不足しているというビタミンDを得るための工夫をしてください。

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10月の安全運転目標──運転者の皆さんへ

夜間、交差点での見落としに注意

10月以降は夜間事故が多発する時期です

歩行者事故に注意

 日の短くなる10月以降は夜間の歩行者事故などが多発する傾向にあります。

 交差点では、右左折時に横断歩行者を見落とす危険もありますので注意する必要があります。

 

 右折時の危険として、横断歩道などを横断してくる歩行者がいても、ライトが曲がっていく方向を照射していないので、とくに右後方から横断する歩行者を確認しずらいことがあります。

 

 この点を意識しないで、対向車線の車のライトに集中して、対向車が通過したら素早く右折しようと考えていると、横断してきた歩行者を発見したときは既に遅いというケースがあります。

 

 右折はもっとも危険な運転行動であることを意識し、横断歩行者がいないことを十分に確認してから交差点を通過するように習慣づけましょう。

左折時も交差点の死角に注意する

上向きライト

 左折時にも、ライトの照射範囲に歩行者がいるとは限らないので、注意が必要です。

 とくに左折時に対向車線の右折車が交差点に入ってきて横断歩道などの前で待機していると、相手は自分が先に左折するのを待っていると勘違いして、慌てて曲がろうとすることがあります。

 そんなとき、ライトの照射範囲の外から横断してくる歩行者・自転車を見落としてしまう危険があります。

 

 また、歩道に植込みや看板などがあって歩道上が見えにくくなっている場所から、歩行者や自転車が横断することがあります。

 夜間はこのような見落としの危険が大きいので、左折時は横断歩道前で一時停止して左右を確認する習慣をつけましょう。 

■こんな事故が起こっています

右から横断事故

横断歩行者を見落とし重傷事故

 

 2023年9月6日午後6時20分ごろ、宮城県塩釜市の交差点で横断歩道を歩いて渡っていた43歳の看護師が、交差点を右折してきた乗用車にはねられ、頭から出血する大けがをして、病院に搬送されました。

 

 乗用車を運転していた運転者は「歩行者に気付かず右折してしまった」と供述していて、過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕されました。

 

 9月6日の宮城県内における日没時刻は午後6時ごろでしたので、周囲は急速に見えにくくなっていたと思われます。

下の項目をチェックし、すべてハイとなることを目指してください

交差点右折時は横断歩道前で一時停止し、歩行者・自転車を確認する

・夜の交差点では、ライトの照射外にいる歩行者を注意している 

・夕刻や夜間には、横断歩道の先で横断する歩行者を予測する

・右折前には交差点の付近に歩行者がいないかよく観察しておく

・左折前には、歩道上に歩行者や自転車がいないかよく見ておく

・夜間の右左折時は対向車のライトなどを注視しないように気をつける

・夜遅い時間帯でも「横断歩行者がいるかも知れない」と考えておく

・対向車がいないときには、すぐにライトを上向きに戻しておく

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ


  

10月の重点管理目標──管理者の皆さんへ

無事故運転の知恵を管理・指導に活かそう

無事故ドライバー

安全運転のノウハウを共有する

 

 長年無事故・無違反を続ける運転者の表彰などを実施している事業所もあると思います。

 

 こうした運転者が安全運動を続けているのには、それなりの理由があり、目に見えない努力をしていると考えられます。そうしたノウハウを他の運転者に知ってもらい、貴重な情報を共有することで、事業所全体の安全度を高めることができます。

 

 表彰も動機づけにはなりますが、より具体的な安全運転のノウハウを皆に紹介する場を設けて、指導に活かしましょう。

 

 たとえば、30年無事故運転を続けているバス運転者に事故防止の秘訣を聞いた所、その運転者は

「特にこれと言って変わったことはないですが、一つだけ欠かさず続けているのは、毎日、帰宅したらその日の自分の運転を振り返っていることです。なるべく具体的に交通場面を思い出し、『あのバス停では、今日、危険な自転車がいたな』『あのタクシーは、やはり急ブレーキを踏んだな』と一つひとつ振り返ると、『もっと手前で自転車を確認することができたはず』とか『もう少し早めに車間距離をとることができた』とか、毎日自分自身の運転に何らかの反省点がみつかります。それを翌日からの運転や行動予測に活かしています」と述べてくれました。

 

 ヒヤリ・ハット体験があっても忘れてしまう運転者が多い反面、こうした振返りで危険予測能力を高める、または運転スキルを高めるということを毎日繰り返すことで、大きな差がついています。

 管理者が言うと聞き流してしまう内容でも、先輩運転者の言葉であれば素直に耳を傾ける場合がありますので、機会を設けることが大切です。 

安全運転の秘訣

感情をコントロールすることの大切さ

 

 無事故運転者といっても、毎日運転を続けていると、カッとしたり感情的になったりすることがあります。

 それをどうやって抑えるのかを教えてもらうことも、他の運転者の参考になります。

 

 無事故運転者のアンケートには、以下のような言葉がよく見られます。こうした感情コントロールの知恵を共有して、安全運転に活かしましょう。

 

 「自車の前に割り込まれてカッとするのは、前方の道路を自分のスペースのように勘違いしているからだと気づくことが大事です。『道路は皆のもの、自分だけのものではない』と考えれば、『どうぞ前に入ってください。私はあなたから車間距離を取ります』と減速できるようになります」

 

 「前の車が遅いと、前方の信号が変わりそうで何かイライラすることがあります。でも自分がそんなに急いでいるわけでもない。そんなときは、青信号で行けるかどうかは元々わからないのだから、あの青信号で止まろうと考える。すると、アクセルを加減して、あせる気持ちがなくなります。相手の行動でイライラするのは損だということに気がつけば楽になり、信号が赤に変わっても気にならなくなります」 

  

10月健康管理目標──従業員の皆さんへ

ビタミンDの不足を防ごう

ビタミンD不足

 

日光浴の減少が主な不足原因

 

 ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進して、骨や歯など身体作りをサポートするビタミンです。ビタミンDを多く含む食品は限られていて、比較的含まれている量が多い食品は魚類、他に干したきのこ類もいいと言われていますが、摂取だけでなく皮膚が日光に当たることでも合成されます。

 

 日本は日照に恵まれて魚食も多いので、従来、ビタミンD不足はあまりないとされてきましたが、最近日本人のビタミンD不足が問題になっています。

 2013年報告の大規模調査では実に81.3%の人がビタミンD不足とされています。 

骨粗鬆症

 その原因は、魚をあまり食べなくなったことと、日焼けをおそれて日光に当たるのを嫌う人が増えたことが関係しているとみられています。

 

 ビタミンDが不足すると、カルシウムを接種しても骨が強くならず、骨粗鬆症や骨折リスクが上がります。また、筋肉も弱くなり転倒しやすくなるので、ますますケガの危険が高まります。

 このほか、風邪やコロナウイルスなどの感染症に対する免疫力が低下し、罹患したとき重症化しやすいと言われています。

 

 また、アレルギーが起こりやすくなるという研究もあり、がんの発症リスクが高まることもわかっています。

紫外線に当たる

適度に紫外線を浴びよう

 

 ビタミンDの含有量が突出して多い魚は、サケ、マグロ、サンマ、イワシ、ニシン、カレイなどです。

 干し椎茸やキクラゲなども含有量の多い食品ですが、魚のビタミンDのほうが生理活性が高いとされています。

 ただし、ビタミンDのサプリメントなどは骨折予防に有効だという研究は少ないので、医師に薦められている人以外、摂る必要はないと考えられます。

 

 またビタミンDを活性化させるためには、皮膚に紫外線を当てることが大切です。

 

 夏の間、強い紫外線で日に焼けるのは健康上問題のある方も多いでしょうが、秋になって少し日光が弱くなっています。

 身体を完全にシールドすることはやめて、1日に10分くらいでもいいので、散歩などをして日に当たることが効果的です。

 

※この記事は、以下のサイトを参照しました。 

 ●厚生労働省 e-ヘルスネット「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)

  

その他の管理・指導項目

「全国労働衛生週間」ではメンタル面での配慮に力を注ぐ

■ハラスメントの撲滅を意識しましょう

2023 全国労働衛生週間準備期間

 10月1日(日)から7日(土)まで、令和5年度「全国労働衛生週間」が実施されます。

 

 今年のスローガンは、目指そうよ二刀流 こころとからだの健康職場」で、重点的な目標として指摘されているのは、次のポイントです。

  • 過労死等を防止するため、働き方改革の推進と並行して、長時間労働による健康障害の防止対策を推進すること
  • メンタルヘルス対策の推進
  • 高齢化の進行により転倒災害などが多発していることへの対策

 

 最近は、とりわけメンタルヘルス面での努力が重要となっていますが、これは職場のハラスメント対策と深い関係があると言われています。 

2023 全国労働衛生週間準備期間

 というのは、我が国は先進国でも最低のジェンダーギャップが課題となっていますが、どこの職場でも男性の上司が中心で、それだけ弱い立場の社員がセクハラ・パワハラに悩む率も高いと言われているからです。

 

 男性上司が女性に対して自覚的、あるいは無自覚のセクシュアルハラスメントをする例はよく話題になりますが、パワーハラスメントをする上司も、男性の方が多いとされています。

 また、全世界的にみるとパワハラを受ける被害者は男女で差はないのですが、我が国では男性が同性の部下を攻撃するパターンが多いことがわかっています。

 

 中高年男性の中には「厳しい指導をすることが男らしい」「男は我慢が必要」といった価値観を持つ人がいて、それが良い面に発揮されないで、特定の部下をひどい言葉で攻撃するといった行動に出る場合があります。

 また、男性の方がストレスを溜め込みやすく、その発散先として優越的な関係の部下などに攻撃的になりやすい傾向があります。

 年功序列型昇進のため、リーダーシップのスキルがないのに管理職に就任してしまう男性が、問題を抱えるケースも多いようです。

 

 自動車運転の労働者はとくに人手不足ですが、ハラスメント被害やメンタル上の理由で職場を去る例があり、貴重な人材の損失となります。 

 メンタルヘルスの向上は、事業存続の重要課題ともなっています。

 

 ストレスチェックなどを実施した結果、従業員の精神的な悩みの原因が職場の上司などにあるとわかった場合、権力や地位を利用したパワハラ・セクハラがないかを調査して、ハラスメント防止のための指導を行うことも重要です。

※この記事は、独立行政法人 労働政策研究・研修機構「職場のいじめ・嫌がらせ、パワーハラスメント対策に関する

 労使ヒアリング調査」、厚生労働省「職場のハラスメントに関する実態調査」等を参照しました。

職場における「セクシュアル・ハラスメント」の例

  具 体 例

「性的な言動」例

●異性の部下や同僚に性的な事実関係を尋ねる:恋愛相手/婚約者/配偶者

 との関係なども含む

●性的な情報(噂)を流す:相手の容姿・体型、服装、異性交友情報など

性的な冗談、からかい:「胸大きいね」などと言う

食事、デート、遊技店への同行などの執拗な誘い

個人的な性的体験談などを話す行為 等

 対価型のセクシュア 

 ル・ラスメント

 

上司が部下に個人的付き合いを求める

   → 拒否され → 部下に不利益な配置転換 

●出張中などに身体的接触   → 抵抗すると → 仕事で嫌がらせ

上司が公然とセクハラ発言   → 部下が抗議すると → 降格処分に

 環境型のセクシュア

 ル・ハラスメント

●従業員が他の従業員の身体をたびたび触るのを黙認している

   → 職場のやる気が著しく低下する

休憩所内にヌードポスターを掲示している

   → 苦痛を感じてその部屋に入れなくなる

●取引先で「誰と付き合ってる」など性的な情報を意図的・継続的に流す

   → 苦痛を感じて仕事が手につかなくなる 

 妊娠・出産等に係る

 ハラスメント

●産休・育休などの制度利用の請求や利用等にあたって、上司が解雇その

 他不利益な取扱いを示唆する

妊娠したこと、出産したこと等に対し、解雇その他不利益な取扱いを

 示唆するなどの嫌がらせ


職場における「パワー・ハラスメント」の例

  具 体 例

 身体的な攻撃

●先輩運転者が後輩に対して、殴打、足蹴りをする

●繰り返しミスをする部下に対しヘルメットの上から叩く等の体罰を与えた

宴会の席でのマナーに関する注意が過熱し、後輩を蹴飛ばした 等

 精神的な攻撃

 

「馬鹿」「ふざけるな」「役立たず」「給料泥棒」「死ね」等の暴言を吐く

●「葬式の司会のようなアナウンスをするな」と執拗に言葉で攻撃する

●他の運転者の事故を「お前の責任だ」と決めつけ警察に出頭させる

●上司への業務連絡を「チクったな」と勘違いして後輩をいじめる

 人間関係からの

 切り離し

ある運転者のみを意図的に会議や打ち合わせから外す

仕事を割り振らず、業務のグループから疎外する

●長期にわたり、別室で仕事をさせたり、自宅業務を言い渡す

●理由なく、個人の運転者だけ送別会・歓迎会等に参加させない

 過大な要求

●長期に渡って、肉体的にも厳しい業務を経験がないのに担当させる

●空調の行き届かない倉庫などで長時間に渡って配送業務に従事させ、事務の

 業務をも兼務させる。さらに長期に渡って残業を強いる

 過小な要求

運転者なのに営業所の草むしりだけを命じる

事務職なのに倉庫業務だけを命じる

優秀な営業マンなのにシュレッダー専用係をさせる

 個の侵害

思想・信条を理由とし、集団で同僚1人に対して、職場内外で継続的に監視

 する

●個人の趣味等を理由に他の従業員に接触しないよう働きかけたり、私物の写

 真撮影をしたりする

 ※厚生労働省・雇用環境均等局の資料より抜粋 

安全運転管理者未選任の事業所に対する罰則強化から1年

 1年前の2022年10月1日、道路交通法の一部改正により、安全運転管理者等選任義務違反等の罰則が大幅に強化されました。

 安全運転管理者が選任されていない場合(副管理者の選任義務違反も同様)や、安全運転管理者の解任命令違反の罰則が、「50万円以下の罰金」となっています。

 

 今のところ、安管事業所関係で新しい罰則が適用されたという報道はないようです。

 しかし、2023年12月1日からアルコール検知器によるチェックが義務化されることを踏まえて、警察庁交通局では、都道府県警察本部に対して安全運転管理者選任事業所への是正措置命令や解任命令のあり方を具体的に示す異例の通達を出しています(8月15日付)。

 

 年末に向けて、安管事業所で飲酒運転などによる悪質違反から大きな事故が発生した場合は、車の使用者に対して罰則が適用されるということも考えられます。

  

事業用自動車の運行管理者の皆さんへ

■9月・10月は「自動車点検整備推進運動」の強化月間です

アルコール検知器による確認

大型自動車への重点点検指導

 

 9月・10月は「自動車点検整備推進運動強化月間」です。

 とくに乗車定員30名以上の大型バスを運行するバス事業者や事業用トラックを50台以上使用する貨物運送事業者は、大型自動車の重点点検を行い、その結果を報告するよう地元の運輸支局から注意喚起が行なわれます。

 

 これ以外の事業者も自主点検に取り組みましょう。

 

 とくに、点検整備ミスによるバスの火災事故、車体腐食事故、大型車のホイール破損・車輪脱落事故ブレーキペダルの戻り不良による火災事故等が発生しています。

大型車の車輪脱落事故防止
自工会作成のリーフレット

車輪脱落事故には行政処分

 

 後を絶たない大型車の車輪脱落事故を防ぐため、国土交通省は、事業用自動車の管理を担う「整備管理者」にタイヤ脱着作業や増し締めなどの実施を求めます。

 整備管理者向けの研修に脱落事故防止対策も追加しています。

 整備管理者制度の運用通達を改め、10月1日から施行します。

 

 この改正によって、不適切なタイヤ脱着作業や保守管理のミスで車輪脱落事故を起こした場合は、自動車運送事業者や整備管理者は行政処分の対象となります。

 道路運送車両法に基づく事業者への行政処分は、初違反は20日車、再違反は40日車の車両使用停止となる予定です。

 また、3年以内に車輪脱落事故を2回起こした運送事業者の整備管理者に対しては同省が解任命令を出します。

 

(※車両総重量8トン以上または定員30人以上の大型車を保有する場合が対象)

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令和5年10月の安全運転管理ごよみ(OCTOBER/2023.10)

日  付 行 事 等

 1日~ 

 7(土

・全国労働衛生週間

 令和5年度 労働衛生週間スローガン  

 目指そうよ二刀流 こころとからだの健康職場 

 ※詳しくは、厚生労働省のWEBサイトを参照してください。

 1日~ 

 31(火

体力つくり強調月間──スポーツ庁が、国民の健康・体力づくりを推進するため、行事や広報活動などを通じて啓蒙キャンペーンを実施します

 1日~ 

 31(火

・全国不正軽油撲滅強化月間──軽油に灯油・重油等を混入する行為など悪質な脱税行為を防ぐキャンペーン月間(軽油引取税全国協議会が主導)

 1日~ 

 31(火

・自動車点検整備推進運動強化月間 ──9月~10月の2か月間、国土交通省が点検・整備の重要性を呼びかけています(大型車使用事業者に対しては、都道府県トラック協会・バス協会や整備振興会などの自動車関係団体を中心に重点的な点検整備の取組みを推進します)。

 9月30日(土)

 ~1日

・第38回全国フォークリフト運転競技大会

 於:中部トラック総合研修センター

 詳しくは、陸上貨物運送事業労働災害防止協会のWEBサイトを参照してください。 

 4日(水

・第28回 全国トラック運送事業者大会(北海道大会)

 於:札幌パークホテル(北海道札幌市中央区南10条西3-1-1)

 11:00~19:40を予定/懇親会あり

 7日(土

盗難防止の日──(一社)日本損害保険協会が提唱。

「盗(10)難(7)」からの語呂合わせで自動車盗難や車上ねらい、住宅侵入盗などに対する防止策を呼びかけています。

 8日

・寒露(かんろ)

 8日

・観音寺大太鼓への衝突死傷事故から7年──2016年10月8日午後10時前ごろ、香川県観音寺市の国道11号を走行中の大型トレーラが太鼓台を引いていた秋祭り関係者60名の列に追突し、1名が死亡5名が重傷、34名が軽傷を負う事故が発生しました。運転者(42歳)は改善基準告示を超える長時間労働のため疲労が蓄積して居眠運転に陥り、秋祭りの列に気づくのが遅れました。運転者は禁錮4年の実刑判決を受けています。

 また、違法な時間外労働をさせたとして、運送会社と社長が労働基準法第32条(労働時間)違反で書類送検されました。

 8日

糖をはかる日──糖尿病治療研究会により制定され、一般社団法人日本生活習慣病予防協会が継承、血糖を知る、はかる、コントロールすることを啓蒙する日となっています。

 9日

・トラックの日──全日本トラック協会が平成4年に制定。毎年この日を中心に都道府県トラック協会が広報活動、イベント等を実施します。

 9日

スポーツの日──10月第2月曜日は「スポーツの日」となります

 10日(火

・目の愛護デー ──運転者にとって、目の健康はとても重要です。この日を機会に目を大切にすることについて考えてみましょう。

 10日(火 ・10月の製品安全点検日

──経済産業省は毎月第二火曜日を「製品安全点検日」として製品の安全な使用法やリコール製品等について情報提供・注意喚起を行っています。

 12日(木) ・台風19号の記録的豪雨災害から4年──2019年10月12日、台風19号が静岡県・伊豆半島に上陸して関東と東北南部を進み、東日本や東北で記録的な豪雨となりました。死者・行方不明者は合わせて125人。洪水や土砂に襲われて流された車も多く、少なくとも17人が車での移動中に亡くなったとされています。
 13日(金)

・富士山麓観光バス横転死傷事故から1年──2022年10月13日午前11時55分ごろ、静岡県小山町の富士山五合目から長い坂が続く山道「ふじあざみライン」で、観光バスがブレーキ不能となって法面に乗り上げて横転、乗客1人が死亡、28人が重軽傷を負う事故が発生しました。

 運転者(当時26歳)はこの道路を下るのは初めてで、フットブレーキを多用してフェード現象を起こしました。運転者への指導が不十分とされ、運行管理者が静岡県警に書類送検されました。

 17日(火

 23日(月

・薬と健康の週間──「医薬品を正しく使用すること」の大切さを訴える週間。車などの機械を運転をするときには、薬の副作用を確認するとともに、必要な薬は正しく服用しましょう。

 19日(木)

・交通事故総合分析センター 第26回 交通事故・調査分析研究発表会

 開催場所:JA共済ビルカンフェレンスホール/WEB同時配信。

 詳しくは、交通事故総合分析センターのWEBサイトを参照。

 ※WEB視聴は申込登録が必要(WEB同時配信と後日動画視聴可能)

 20日(金)

・舞鶴市の台風23号によるバス立ち往生事故から19年──2004年10月20日の夜、台風の影響のため国道175号で由良川から氾濫した水につかりツアー客ら37人を乗せた観光バスが立ち往生しました。乗客らはバスの屋根に避難、濁流の恐怖と戦いながら翌21日の朝を迎え、約10時間ぶりに全員が救出されました。
 21日(土) ・あかりの日──1879年にトーマス・エジソンが京都八幡町(現・八幡市)産の竹を使って白熱電球を完成させた日にちなんでいます。

 車のライトを点検し、早めのライト点灯を心がけましょう。

 21日(土)~

 22日(

第55回 全国トラックドライバー・コンテスト

 於:安全運転中央研修所(茨城県ひたちなか市

 詳しくは、全日本トラック協会のWEBサイトを参照してください。

 23日(月)

 29日

 

高圧ガス保安活動促進週間──経済産業省・高圧ガス保安協会など毎年、高圧ガスの保安活動の促進を呼びかけます。

 令和4年度キャッチコピー安全は みんなが主役 あなたも主役

 高圧ガス保管者は点検・確認を徹底して高圧ガス災害を防ぎましょう。貨物運送事業者は、タンクローリー、バラ積みトラック等における高圧ガス移走時の保安対策を進めてください。

 24(火)

・霜降

 26日(木)

・一宮市のスマホゲーム脇見事故から7年──2016年10月26日午後4時10分ごろ、愛知県一宮市内の市道で、スマホアプリ「ポケモンGO」に夢中となり脇見運転をしていたトラック運転者(36歳)が、横断歩道を横断中の9歳の小学生男児をはねて死亡させました。

 運転者は日常的に運転しながらスマホでゲームを繰り返しており、過失は重大だとして禁錮3年の実刑判決を受けました。

 28日(土)

・横浜市の乗合バス意識喪失衝突事故から5年──2018年10月28日午後9時17分ごろ、神奈川県横浜市西区の国道16号を走行中の大型乗合バスが道路左側高架橋支柱に衝突した後、信号停止中の乗用車に追突、バスの乗客1名が死亡し、乗客2名及び運転者(50歳)が重傷を負いました。

 運転者は反射性失神により運行途中に意識を消失したもので、過去の勤務時間外に意識消失を経験していたものの、この情報を運行管理者に報告していませんでした。

 31(火 

ハロウィン──古代ケルト人に由来すると言われる西欧の魔除け祭。

近年、日本でも仮装イベント、コスプレ祭りとして人気を呼んでいます。コロナ禍を経て、仮装パーティーなどをオンライン実施する団体も増えていますが、夜間に若者の歩行者等が都心部で増加する可能性があります。ドライバーはこの日の前後は歩行者の行動に気をつけましょう。

   

 10月 

 2024年1月

過重労働解消のためのセミナー(厚生労働省委託事業)──長時間労働削減対策などに必要な知識やノウハウ、取り組み事例の紹介。オンライン開催と会場開催があります。

 令和5年10月3日(火)から1月18日(木)まで

  ※オンライン開催は50回、会場開催も2回を予定しています。 

 詳しくは、過重労働解消セミナー運営事務局のWEBサイトを参照してください。

 10月中旬 ・2023年9月末までの交通事故発生状況発表(警察庁
 10月下旬

2023年8月分 トラック輸送情報国土交通省

 

 ◆10月の日没時刻 国立天文台 暦計算室による)

1日(日 福岡 18:04

大阪 17:43

東京 17:26

札幌 17:17

15日(日

福岡 17:46

大阪 17:24

東京 17:07

札幌 16:53

31日(火

福岡 17:28

大阪 17:06

東京 16:48

札幌 16:29

早めのライト点灯で事故防止
「早めにつけよう おもいやりライト運動に
 取り組みましょう!

 10月は日暮れが早く、あっと言う間に暗闇に包まれてしまいます。早い地域では夕方4時台から日没です。会社に戻る前に薄暮となり、マイカー通勤は夜間運転になることを意識して、早めに点灯しましょう。

 夜が長くなると歩行者や自転車を見落とす危険が増し、夜間事故が増加します。

 また、10月はお祭りや文化行事などの多い月です。夕方から急に人出が増えることもありますので、歩行者の存在にはとくに気をつけましょう。

 

 あなたが点灯することで歩行者や自転車などからもあなたのクルマが確認しやすくなります。 

「おもいやりライト運動」は、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯をドライバーに呼びかけて交通事故を削減する運動です。全国で点灯活動を展開する運転者が増えています。


 詳しくは、おもいやりライトのサイトを参照してください

 

 JAF(日本自動車連盟)も早期ヘッドライト点灯キャンペーンを展開しています。
 JAFのインターネットWEBサイトではライト点灯
に関して様々な情報提供が行われます。

 ※詳しくは JAF Safety Light のサイトを参照してください

 

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