今年は、酷暑の影響もあり、JAF(日本自動車連盟)などもタイヤ関連のトラブルで、ロードサービス救援依頼が非常に多かったそうです。
タイヤのバースト=破裂は路面とタイヤの温度が上昇することで引き起こされることがあります。猛暑が続いて路面温度が上がったので、破裂の危険性も高まったということです。
ただし、気温が下がればタイヤのトラブルの心配がなくなるかというと、ここにも落とし穴があります。
というのは、温度が下がればタイヤの体積が減り収縮しますが、異常な暑い時期に空気圧を調整していると、熱膨張している状態の空気で調整するので、気温が下がるとその差も大きくなり、必要な空気圧を下回ってしまう危険性があるからです。
路面温度が下がっても、空気圧が低い状態で長時間走行すると、やはりタイヤバーストの危険は発生しますので、気温が下がったと感じたときには再度の空気圧チェックが必要です。
なお、タイヤの空気圧調整は走行前の朝にするのが理想です。9月でも正午ごろは気温が高くなっていますし、走行後では正しい空気圧が測れません。朝の涼しい時間帯に空気圧を測定するよう習慣づけましょう。
(シンク出版株式会社 2023.9.20更新)
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