大型商業施設の駐車場やコインパーキングで精算する際、精算機が設置してある場所によっては、十分に車体を寄せきれずに手が届かないケースがあります。
そういう場合に、ほとんどの人は身体を乗り出して駐車券を投入したり、コインを入れたりしていますが、これは一歩間違えれば非常に危険な行為ですので無理は禁物です。
あまり無理な体勢のまま精算しようとすると、手を伸ばした際に身体が伸びてブレーキペダルから足が離れてしまい、車が動き出すことがあるからです。
たいていの場合は、車が動き出したら慌ててブレーキを踏んで事なきを得ているのですが、たまに身体を元に戻したときにブレーキペダルではなく、誤ってアクセルペダルを踏んでしまい暴走事故を起こすことがありますので、注意しなければなりません。
コインパーキングで車を寄せきれずに手が届かない場合には、無理をせずにPレンジに入れて車を止めてから、落ち着いて清算をするようにしましょう。
どうしても手が届かない場合には、ドアを開けて降りて精算しましょう。
(シンク出版株式会社 2023.11.29更新)
道路上の交通事故にも注意が必要ですが、駐車場や構内でも物損事故を中心に事故が多発していています。
駐車場などでは、「見える危険」だけでなく「見えない危険」も予測して運転することで、事故のリスクを減らすことができます。
本冊子は、駐車場や構内の倉庫といった5つの場面を見て質問に答えることで、それぞれの駐車場・構内において「見える危険」「見えない危険」をどれだけ把握できているかがチェックできます。また、自分自身の運転の危険性についても気づくことができる教育教材です。