これまでは、ペダルを漕ぐときにモーターが補助して進む「電動アシスト自転車」が主流でしたが、最近、ペダルを漕がずにかなりスピードを出して走行する、「フル電動自転車」と呼ばれている自転車を見ることが多くなりました。
この「フル電動自転車」は、時速20キロ以上出る場合には、原付バイクと同じ扱いになりますので、運転免許証が必要ですし、ヘルメットも必要になります。
ところが、形がほとんど自転車と変わりませんので、自転車感覚で運転している人が少なくありません。
車を運転していると、歩道を走行していて、そのまま車道に降りてきたり、一方通行を逆行してきたりするのでビックリすることがあります。
普通の自転車ならあまりスピードが出ていませんので、何とか対応することはできても、スピードが速い「フル電動自転車」の場合には、対応が一歩遅れると事故のリスクが高くなります。
速いスピードで走行している自転車を見たら、それは「フル電動自転車」と考え、その動きには十分に注意するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2023.12.19更新)
近年、交差点などで道路を横断している歩行者や自転車と衝突する事故が多発しています。
事故の原因は、ドライバーが漫然運転をしていて前方をよく見ていなかったり、安全確認が不十分だったため、発見が遅れるケースがほとんどです。また、歩行者が止まるものと思い込み、横断歩道手前で全く警戒しないために発生する事故もあります。
本冊子は、横断歩行者や自転車を見落とさないために、どこをチェックするかを詳しく解説していますので、事業所での事故削減に効果的な1冊となっています。