さる12月23日午後11時ごろ、石川県小松市の国道を歩いていた女性が後ろから来た軽自動車にはねられて、死亡する事故がありました。
雪道を運転する際に注意することは多くありますが、その一つに車道を歩く歩行者などの存在があります。
道路に雪が積もると除雪作業をするのですが、除雪した雪は歩道のほうに避けますので、歩道に雪が溜まって歩道が歩きにくくなることがあります。
そのため、歩行者は除雪された歩きやすい車道のほうに出てくるようになります。
しかも、除雪した雪が車線のほうまではみ出し、車線の幅が狭くなっていたりすると、そこに歩行者がいると避けるスペースが非常に狭くなりますので、衝突するリスクが高くなります。
特にこの事故のように夜間だと、車道にいる歩行者を発見するのは困難になります。
歩道に雪が溜まっているような道路では、歩行者が車道を歩いているかもしれないという意識を持って運転するようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2023.12.27更新)
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