今月の運転管理/令和6年3月(2024年3月)

油断によるうっかり事故を防ごう


3月の安全運転管理(令和6年)

 

 3月を迎え、令和5年度も年度末となります。

 

 今年は暖冬ですが、まだ寒気の残る所もあって雪道や凍結路のスリップ事故に注意が必要です。

 一方で、3月は子どもや高齢者の活動も活発になりますので、運転者の油断による歩行者事故などを防ぐように注意を促してください。 

 年度末には、管理・指導面でも反省と検討が必要です。最近多発傾向にある健康起因事故や酒気帯び運転は、日常的な朝礼・点呼などにおける管理・指導のあり方が課題となっています。

 

 なお、健康面では住環境の「断熱」に意識を向けましょう。

 地球温暖化対策のためにも、断熱投資が重要になっています。

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3月の安全運転目標──運転者の皆さんへ

油断が生む危険を警戒しよう

 運転者心理に忍び込む、気の緩み

 3月はもう年度末ですが、自分自身の1年間を振り返って、運転中に以下のようなヒヤリ・ハットとした体験はなかったか、反省してはいかがでしょうか?

 

・「業務が終わってホッとした帰路、会社の近くにある見通しの悪い交差点で自転車に衝突しそうになった」

・「コンビニエンスストアの駐車場でバックするとき、うっかり後方を見るのが遅れて、歩行者に当たりそうになった」

・「雨天でも水たまりのない高速道路を快適に走行していて橋にさしかかったとき、急にスリップして事故になりかけた」

・「夜間の点滅信号で黃点滅だから行けると思っていたら、一時停止しない車がやってきて急ブレーキで避けた」

 

 これらのヒヤリ・ハット体験はいずれも運転者の「油断」が遠因となっています。

 駐車場内でも、歩行者が

いることに注意しましょう


 業務が終了した後だったり、空荷・回送運転では、どうしても解放感から気が緩みがちですし、バック時などはスピードが出ていないということに油断して、確認行動が遅れがちになります。

 また、最近は雨天でも走りやすい透過性の舗装道路がありますので、つい晴れた日と同じような感覚で運転しがちですが、橋などのつなぎ目は普通のアスファルトに戻るため滑りやすいことがあります。

 点滅信号では、普通の青信号と同じように通過しようとするのは非常に危険ですが、夜間で交通量が少ないと油断してしまいがちです。

 

 ほとんどの交通事故は、著しい速度違反など危険な運転をしているというよりは、こうしたちょっとした油断が原因で発生します。

 点滅信号が赤であっても、

停止しない車がいると予測しましょう


●常に「人間は油断しやすい」と自覚することが重要です

 快適に運転しているときこそ、人の心には油断が忍びよりやすいので、常に自分自身に語りかけるように心がけましょう。

 

 たとえば、天候も順調だし体調も問題ないので、少し休憩予定より先まで運転しようと思ったときこそ、「予定通り休憩しよう」と戒めることが大切です。

 また、慣れた会社近くの道路に戻ってきたときは、「こんな場所ではうっかり事故が多いんだ」と思い出しましょう。

 

 さらに、運転中にヒヤリ・ハットしたときは、「事故にならなくてよかった」と安心して終わりにしないで、自分が油断する要因が何かなかったかを思い起こすことが重要です。

 飛び出してくる自転車の発見が遅れたり、前車の減速に気づくのが遅れた原因には、何かに油断した可能性があります。

 その油断した要因をしっかりと確認し、二度と同じ場面で油断しないという意識を持つように心がけましょう。


下の項目をチェックし、すべてハイとなることを目指してください

・見通しのよい交差点でも、交差道路の車が止まらないことを予測する

業務運転時には、商談や配達などが終了した後の気の緩みに注意する

・慣れた道路では油断しやすいので、気を引き締めて運転するようにしている

・乗員がなく一人で運転しているときこそ、油断しないで集中する

・小さなこどもが親と一緒でも油断しないで、飛出しなどの危険を予測する

・道路舗装が変わる場所では、急に摩擦係数が変化する危険を予測する

・直進路で見通しのよい場合も油断しないで歩行者の右から横断を予測する

・早朝でも油断しないで、歩行者がいるかも知れないと考える

・通学路ではこどもがいないと見えても油断しないで飛出しなどを警戒する

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ


  

3月の重点管理目標──管理者の皆さんへ

点呼・朝礼の強化に取り組もう

点呼者の管理責任が問われています

 

 最近とくに、運転者に対する点呼の重要性が指摘されています。アルコール検知器による酒気帯びチェックや健康観察、睡眠不足の確認等々だけでなく、自動車運転者の働き方改革を踏まえた労働時間・拘束時間の管理が求められているからです。

 

 事故が発生すると「朝礼・点呼では問題がなかったか」「安全運転指導はどのように行われていたか」と指摘され報道されます。

 管理者の管理・指導の責任が社会的に問われているのです。


形骸化しやすい毎日のチェック

 

 アルコール検知器によるチェックなどを毎日行っていると形骸化しやすいものです。

 さる1月29日、大阪市内の鉄道系バス会社は去年10月~12月にかけて、高速夜行バスで乗車前に行う乗務員の酒気帯び検査の「身代り」が行われたと発表しました。

 

 同社では、測定結果と検査時の画像を営業所内でモニター確認できる仕組みを導入していましたが、40代の乗務員が50代の乗務員のIDを入力して検査を受け、営業所の管理者が検査時の画像について漫然と確認していたため、見落としが生じました。

 さらに同社では宿泊先の飲酒を禁じていますが、乗務員が往路乗務を終えた当日の午前10時ごろ、食事の際に缶ビール飲み、仮眠を挟んで当日の午後8時以降は復路便に乗務して運転も行っていたということです。

 

 こうした行為が、昨年10月と12月に3回行われていたという話ですから、乗務員の中で常習化していた可能性もあります。


管理者だけなく複数の目で検証を

 

 点呼や朝礼時チェックの形骸化を防ぐためには、ときどき点呼者以外の管理職なども抜き打ち的に参加して、指導に立ち会うといった措置を考えるべきだと思われます。

 

 また、リモートで確認するシステムを取っている事業所だけでなく、対面点呼などの場合も点呼場所にカメラを設置して記録する活動を導入してはどうでしょうか。月1回の安全会議などの席上で記録の動画や画像などをチェックして、点呼・朝礼時の指導のあり方が適切かどうか、皆で検証することができます。

 

 形式的に記録するのではなく、記録や書類を複数の目でチェックして、見落としや慣れによる形骸化がないかを常に見直す姿勢を示し、管理の現場に活を入れることが重要です。 

安全会議などでも、

点呼や朝礼のあり方を話し合いましょう


  

3月の健康管理目標──従業員の皆さんへ

●「断熱」で健康を維持しよう

部屋や家屋の「断熱」が重要です

 

 日中は少し暖かくなってきましたが、まだ朝晩に冷え込むことがあり、窓が結露するという方もおられると思います。

 冷え込みは仕方がない、結露は仕方がない、と諦めている人が多いでしょうが、今からでも遅くありませんので、結露防止と住まいの断熱に取り組みましょう。

 

 日本の家屋は先進国で最も「断熱規制」が遅れていて、断熱面での建築基準は北欧や西欧先進国であれば「欠陥住宅」とされる水準です。持ち家や借家、マンション・アパートに限らず、結露に悩む方が多い実態があります。

 結露をすると、室内にカビが生えやすく、カビを餌とするダニなども増えやすくなり、アレルゲンとなります。

 また、窓から冷え込みが強まると、暖房を強めるため乾燥に悩むことになります。風邪などをひく遠因にもなり、リビングが暑くお風呂が寒いとヒートショックの要因となります。


 断熱材を貼るだけでも応急措置になる

 

 本来は、住宅建設時に分厚い断熱材などを組み込み、窓もアルミではなく樹脂サッシの2重3重窓にすることが求められますが、自宅や貸家を急に建替え・引越しするわけにもいきませんので、まずは大窓や玄関、風呂窓等からの熱交換を防ぐ応急措置を目指しましょう。

 

 暖房時に熱が逃げ、冷房時に冷気が逃げる最も大きな場所が、ガラス窓と玄関ですので、ホームセンターで資材を買って、窓などに対する応急の断熱措置に取り組むだけで、省エネ・結露対策となります。具体的には以下のようなポイントで取組みます。

  • 断熱カーテン
  • 内窓(工事又はDIYキット)
  • 断熱材を貼る
  • 隙間テープを貼る

断熱は温暖化対策にもなる

 

 西欧先進諸国では、結露の発生する家を売ったり部屋を貸したりすると、罰金を課されるおそれがあるほど、「断熱」についての規制が厳しくなっています。

  その理由は暖房・冷房効率を高めると、化石燃料の削減、CO2削減をはかり地球温暖化防止に結びつくからです。さらに快適な住空間の維持は健康面での効果が高く、医療費の削減にも結びつきます。具体的には、ヒートショックやアレルギー疾患の予防に結びつきます。

 

 SDGsの取り組みとして改善されてきた歴史があり、将来に向けて成果を享受できる投資となります。我が国はこの分野で非常に遅れを取っていますが、寒さ暑さを「我慢する」ことは美徳ではなく愚かな行為と考えて、市民社会全体で改善していくべき課題でしょう。


※この記事は、以下のサイト、書籍を参照しました。

 ●「住宅の温熱環境と健康の関連」(国土交通省)

 ●「断熱」が日本を救う 健康、経済、省エネの切り札(高橋真樹著/集英社新書)

  

その他の管理・指導項目

■春の全国交通安全運動の準備

 春の全国交通安全運動が4月6日(土)から15日(月)までの10日間に渡って実施されます。

 事業所では、地域の交通関係団体の主催する活動などに積極的に参加するため、運転者啓発資料の入手など交通安全運動の準備を進めましょう。

 

 今年の運動の全国重点として、 

  1. こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践
  2. 歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行
  3. 自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守

があげられています。

 

 また、事業所では、引き続き飲酒運転根絶に向けた取組みを推進することが望まれます。 


 信号がない横断歩道で歩行者の横断を優先するなど、交通ルール遵守の徹底が重要です。

 また、通勤で自転車やキックボードなどを利用する従業員が増えていると考えられます。自転車などのヘルメットの着用は努力義務ですが、非着用の場合は事故時の致死率が2倍以上高いので、全員が規格にあったヘルメットを着用するように呼びかけましょう。

 なお、交通事故死ゼロを目指す日は、4月10日(水曜)に設定されています。

 

 詳しくは、内閣府のWEBサイトを参照してください。  

自転車安全利用五則
自転車交通安全講座

↑内閣府の「自転車安全利用五則を守りましょう」「自転車交通安全講座」リーフレット

内閣府の「交通安全教育教材」WEBサイトからダウンロードできます。

■車の登録、検査事務は早めに実施しよう

年度末の車検場は大混雑します

 

 年度末に向けて、社有車の検査、新車登録事務が必要かどうか早めに調査し、手配・実施しておきましょう。

 とくに3月は例年、運輸支局の検査・登録窓口が混雑を極めて非常に時間がかかります。3月末の車検事務を避けましょう。

 3月がディーラーの年度末決算となるために新車販売台数のピークとなるからです。3月に登録した車は、3月に車検等を迎えます。 

 早めに予約をしておくことが得策です。

 

 検査予約はインターネットでも可能です。

   → 自動車検査インターネット予約システム
   → 軽自動車の検査予約システム 

自動車検査予約システム

■参考/検査標章の台紙変更に伴う、貼り合わせ手順及び台紙からの剥がし方

  

事業用自動車の運行管理者の皆さんへ

■この春適用の「改善基準告示」に対処する管理・指導を進める

令和6年4月から新基準が適用

 

 いよいよ来月から大幅に改正された改善基準告示が適用されることになります。

 

 トラック・バス・タクシーなど、自動車運送事業の事業所では、運転者の労働時間や拘束時間の短縮が大きな課題となっています。

 

 これを実現するためには発荷主や着荷主の協力無くしては実現できません。また、管理者や運転者が告示改正の趣旨とその内容をよく理解しておくことが重要です。

 

 厚生労働省や国土交通省、業界団体などが情報提供をしていますので、資料をダウンロードして、荷主・旅行会社・管理者・運転者にもういちど周知していきましょう。

 

 詳しくは、厚生労働省のWEBサイトを参照してください。


■厚生労働省関連WEBサイト

■厚生労働省作成のパンフレット(令和6年4月1日以降適用分)

■全日本トラック協会作成の解説書資料(令和6年4月1日以降適用分)

■貸切バス事業者の点呼の仕組みが変わります(2024年4月施行)

 国土交通省は、貸切バスの安全性向上対策を大幅に強化するため関係法令の改正を行い、本年4月1日から「点呼の動画保存」「点呼記録のデジタル保存」等が義務化されます。

 なお、同省では貸切バス事業者が必要となる対応について、概要をまとめたパンフレットを作成し公表しています。

  ○パンフレット(貸切バス事業者のみなさまへ)

 

 昨年10月に改正された旅客自動車運送事業運輸規則と告示・運用通達などの改正点については、同省の情報ページを 参照してください。

 

 国土交通省が公表した改正ポイントは以下のような内容となっています。

  • 点呼記録、業務記録、運行記録計の記録、運行指示書について、保存期間を1年から3年に延長する
  • 点呼の様子を電磁的記録(デジタル記録)で保存することを義務化する
  • 動画による点呼記録の保存(90日間)を義務化する──運転者個人を識別できる内容とすること
  • 貸切バスの運行記録計をデジタル式運行記録計にする──新車として購入し2024年4月以降に新規登録を受ける車両に限る
  • アルコール検知器での検知時には画像記録を保存する──運転者が識別可能な呼気検査の画像を90日間保存
  • インターネットの安全取組公表内容に、初任運転者に対して行う「安全運転の実技指導」を追加する 等

↑国土交通省のパンフレットより抜粋

■これらの改正を受けて、貸切バス事業者に対する行政処分等の基準も一部が改正されます。

■行政処分の基準改正(貸切のみ追加)    
①点呼状況の録音及び動画記録義務違反    
 ・点呼録画記録なし又は記録の保存なし  初違反=警告   再違反=10日車
 ・記載事項の不備  初違反=警告   再違反=10日車
 ・記録の改ざん・不実記録  初違反=60日車  再違反=120日車
②アルコール検査状況の写真記録義務違反    
 ・記録なし又は記録の保存なし  初違反=警告  再違反=10日車 
 ・記載事項の不備  初違反=警告   再違反=10日車 
 ・記録の改ざん・不実記録  初違反=60日車  再違反=120日車

  

令和6年3月の安全運転管理ごよみ(March/2024.3)

日  付 行 事 等

 1日

 ~31日

・自殺対策強化月間──政府は、毎年3月を自殺対策強化月間に設定し、啓発活動や支援策を重点的に実施しています。悩みを抱えた人たちに広く支援の手を差し伸べていくことにより「誰も自殺に追い込まれることのない社会」を目指しています。事業所でもストレスチェックなどを活用して、自殺のない職場をめざしましょう。

 1日

  7日(木)

・車両火災予防運動(春季全国火災予防運動)──消防庁と 国土交通省の共同主唱。車両交通の関係者や利用者の火災予防意識の高揚と車両火災防止のため、全国火災予防運動とあわせて同期間に実施されます(車両火災原因のトップは排気管ですが、大型バス等では電気系統の劣化等も多くなっています)。

 また、コロナ禍で使用機会の増えている消毒用アルコールの安全管理の徹底をすすめ、バスの車内放置などに留意しましょう。

 1日

  8日(金)

・女性の健康週間──厚生労働省では、毎年3月1日から3月8日までを「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開しています。詳しくは同省のWEBサイトを参照してください。

 3日

・ひな祭り(桃の節句)/耳の日

 4日(月

・第17回交通科学シンポジウム開催 (日本交通科学学会)

 テーマ「体調起因性事故予防に向けた効果的なドライバーモニタリング及び

               運転支援技術の検討」

 日時/13:30~16:30(受付開始13:00)

 於/くるまプラザ(日本自動車会館内/東京都港区芝大門 1 丁目)

 参加費無料(定員先着100名)/申込み締切:2月29日(木)

 申込み先/ jcts-office@umin.ac.jp (e-mail)

 5日(火)

・日本初のスクランブル交差点が設置される──1968(昭和43)年3月5日、熊本市に子飼交差点に日本で初めて設置されました。市電を含む複雑な信号制御のため、万年渋滞し混乱する交差点でしたが、スクランブルの導入により渋滞が一気に解消したと評判になり、全国に波及しました。

 (火)

・啓蟄

 (水)

「36協定」の日──すべての職場における「時間外・休日労働に関する協定」=「36(サブロク)協定」を見直してより良い働き方を実現するため日本労働組合総連合会(連合)が制定。労働基準法の改正に伴い、時間外労働(残業)の上限規制を守るよう訴えています。

 7日(木

消防記念日

 8日(金)

国際女性デー─国連は1975年(国際婦人年)以来この日を「国際婦人デー」と定め、国連事務総長が女性の十全かつ平等な政治・社会参加の環境を整備するよう、加盟国に対し呼びかけています。近年はこの日に合わせた#MeToo運動の集会や性別を問わない性被害者に関する講演会なども企画されています。

 11日(月

・東日本大震災の日──2011年の震災から12年がたちました。政府主催の追悼式典のほか合同追悼式などが被災地を中心に実施されます。

 12日(火

3月の製品安全点検日

 経済産業省は、毎月第二火曜日を「製品安全点検日」として製品の安全な使用法やリコール製品等について情報提供・注意喚起を行っています。

 14(木)

・ホワイトデー

 ~15(金)

2023年分の所得税および復興特別所得税の確定申告

 17

・八本松トンネル居眠事故から8年──2016年のこの日午前7時半頃、東広島市の山陽道下り線「八本松トンネル」内でトラック運転者の過労運転が原因で12台が絡む多重衝突事故が発生しました。この事故で71人が負傷し、2人が亡くなり、運転者は懲役4年の実刑、運行管理者も逮捕され過労運転の下命容疑で起訴され有罪が確定、安全軽視の経営姿勢が事故の背景にあるとして、法人としての会社も有罪となりました。

 ~17日(

令和5年度 運行管理者第2回CBT試験──全国47都道府県の指定会場で、コンピュータの画面上の問題に答える形式での受験です。詳しくは、公益財団法人 運行管理者試験センターのWEBサイトを参照してください。

 18(月)

・世界睡眠デー(World Sleep Day)──世界睡眠医学協会によって3月の第3金曜日に制定され、睡眠医学の教育促進など睡眠関連の知識を広める運動を行う日です。日本では独自に、3月18日と9月3日を「睡眠の日」と定め、前後1週間を睡眠に関する啓発活動を行っています。

 20日(

・春分の日

 23日(土 世界気象デー──1950年のこの日に世界気象機関条約が発効したことを記念して世界気象機関(WMO)が制定しました。今年は「早期警告と早期行動。災害リスク低減のための水文科学および気候情報」がテーマとなっています。

 (World Meteorological Day)。

 25日(月 電気記念日──明治11年(1878年)3月25日、工部省電信局が東京・木挽町に電信中央局を設けてこの日に開局祝賀会を開催、エアトン教授の指導で日本初の電気の灯り(アーク灯)を点灯したことにちなみます。
 28日(木

保津川下り座礁事故から1年──2023年3月28日午前11時半ごろ、京都府亀岡市の保津川(桂川)で、川下りの舟が座礁して転覆、乗客・船頭合わせて29人が川に投げ出され、船頭2人が死亡する事故が発生しました。乗客は全員救助されています。警察は、船の最後尾でかじをとっていた船頭(37)について、体勢を整える注意を怠り、落水したことで航路の修正ができず、転覆する原因を生じさせた疑いで書類送検しました。会社では事故後、●船頭の転落を防ぐ舟の改良 ●確実に浮く救命胴衣の導入 ●出航できる水位の基準の引き下げ──などの再発防止策を講じています。

    
 3月上旬 ・令和5年中労働災害の動向について厚生労働省
 3月上旬~

40回 安全衛生標語の募集──中央災害防止協会。

 「令和6年度 年末年始無災害運動標語」、「令和7年 年間標語」の募集。 

 締切りは4月22日(月)。詳細は、同協会のWEBサイトを参照。

 2月上旬~4月末

・2024年度の「安全衛生標語」募集──陸上貨物運送事業労働災害防止協会。「荷役」「交通」「健康」の3部門で募集し、秋に開催する全国大会で顕彰。締切は4月13日(土)、詳しくは、同協会のWEBサイトを参照。

 2023年12月 

 4月30日

・令和5年度 安全衛生教育促進運動──中央労働災害防止協会(中災防)が提唱し展開する活動。年間計画を定めて、雇入れ時教育、特別教育などの義務付けを踏まえ安全衛生教育の確実な実施を促しています。教育は正規従業員だけでなくパートタイマーや期間従業員にも必要であることを強調しています。

 3月上旬

・令和5年中の交通事故発生状況(警察庁)

 3月下旬

2024(令和6)年使用の交通安全スローガンポスターデザイン入選作の発表

 (毎日新聞社

2月下旬~3月

・2023年 賃金構造基本統計調査結果=賃金センサスの発表

  (厚生労働省)

 

 ◆3月の日没時刻 国立天文台 暦計算室による)

1日(金

福岡 18:15

大阪 17:54

東京 17:36

札幌 17:24

15日(金

福岡 18:26

大阪 18:06

東京 17:49

札幌 17:41

31(日

福岡 18:38

大阪 18:18

東京 18:02

札幌 18:00

早めのライト点灯で事故防止
「早めにつけよう おもいやりライト運動に
 取り組みましょう!

 3はどんどん日が長くなって日の入り時刻が6時台の地域が増えてきますが、雨の日も増えため、夕方は暗い天気が続くことがあります。

 雨模様の午後は昼間でも薄暮時のような暗さとなりますので、迷わずにライトを点灯し、自車の存在をアピールしましょう。

 また、暖かくなって歩行者や自転車などが増える時期です。夕方に見落とす危険が増しますので、ライトで警戒を与えることは重要です。

  

 あなたが点灯することで歩行者や自転車などからもあなたのクルマが確認しやすくなります。 

「おもいやりライト運動」は、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯をドライバーに呼びかけて交通事故を削減する運動です。全国で点灯活動を展開する運転者が増えています。


 詳しくは、おもいやりライトのサイトを参照してください

 

 JAF(日本自動車連盟)も早期ヘッドライト点灯キャンペーンを展開しています。
 JAFのインターネットWEBサイトではライト点灯
に関して様々な情報提供が行われます。

 ※詳しくは JAF Safety Light のサイトを参照してください

 

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