3車線以上ある高速道路を走行しているとき、突然1車線だけ渋滞していて、前車に追突しそうになったことはありませんか?
渋滞している地点の多くは、インターチェンジの出口手前やジャンクションの分岐点の手前で、そちらに向かう車両数が多くて本線車線上まで車の列が延びてきているのです。
したがって、渋滞している車線のほとんどは、いちばん左側の車線か右側の走行車線ということになります。
とくに、右側車線が渋滞している場合には追越車線を走行することになりますので、後方からくる車はかなりスピードを出しており、突然現れた前方の渋滞停止車両の発見が遅れて、最後尾の車両に追突することがあります。
工事や事故で渋滞している場合には、電光表示板に情報が提供されますので、ある程度注意することができるのですが、分岐点での渋滞情報はなかなか得にくいので、注意しなければなりません。
高速道路の多車線道路のジャンクション手前では、全車線がスムーズが流れているからと油断しないでください。
(シンク出版株式会社 2024.2.14更新)
高速道路では、一般道路に比べると高速で移動するため、ひとたび事故を起こすとその被害は大きなものとなる危険が高くなります。
この冊子では、「高速道路でトラブルに巻き込まれない運転」をテーマに、他車の危険行動への対処法や、自車が安全に走行するための運転行動を解説しています。
高速道路走行時においての、自身の運転の危険度を測るセルフチェックも設けていますので、事業所全体における高速道路での事故撲滅に向けて、運転者教育に最適に一冊です。