最近、サイレンを鳴らして赤信号を直進している緊急自動車と、交差道路を走行してきた車が衝突する事故が多発しています。
緊急自動車は、赤色灯を点けてサイレンを鳴らして交差点を通過していますので、周りの車は少し注意をしていると緊急自動車が交差点に接近してきているのが分かると思います。
しかし、交差道路から来た車は、交差点の信号が青のせいか交差道路のほうはまったく見ずに、前方しか見ていない方が大半です。
しかも結構なスピードで交差点に進入しており、そのため衝突されたパトカーのボンネットが大破したり、救急車が横転したりするなど、大きな事故が発生しています。
交差点の前方の信号がいくら青でも、交差道路から接近してくる車が走行してくる可能性がゼロというわけではありません。
緊急自動車は、赤信号でも走行してきますし、下手をすると赤信号を無視して来る車もあり得ます。
走行中は、緊急自動車のサイレンの音を聞き逃さないようにするとともに、青信号で交差点に入る際も、交差道路に対して注意を怠らないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2024.2.28更新)
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