高速道路では、渋滞末尾の追突事故が多発しています。
高速道路会社では、渋滞が発生した区間手前から標識や情報板などで注意喚起を行っていますが、漫然と走行しているため、渋滞直前で気づいてブレーキが間に合わない車がいます。
また、稀に居眠運転の車が、ブレーキをかけないまま渋滞車列に突っ込んでくることがあります。
「この先 渋滞注意」などの情報を見たときは、前車との車間距離を十分にとることが重要です。実際の渋滞が見えた場合は、後続車に渋滞を知らせるため、迷わずハザードランプやポンピングブレーキで合図を行いましょう。
このとき急減速をしないで、後続車の様子に気をつけながら徐々に渋滞に近づきましょう。さらに渋滞末尾につく場合も前車と十分な車間距離を保ち、減速しないで突っ込んでくる後続車がいても生存空間を確保するよう努めてください。
(シンク出版株式会社 2024.3.11更新)
高速道路では、一般道路に比べると高速で移動するため、ひとたび事故を起こすとその被害は大きなものとなる危険が高くなります。
この冊子では、「高速道路でトラブルに巻き込まれない運転」をテーマに、他車の危険行動への対処法や、自車が安全に走行するための運転行動を解説しています。
高速道路走行時においての、自身の運転の危険度を測るセルフチェックも設けていますので、事業所全体における高速道路での事故撲滅に向けて、運転者教育に最適に一冊です。