ながらスマホによる事故(携帯電話等使用中事故)がふたたび増加しています。
このたび警察庁が公表した資料によると、令和5年中の携帯電話等使用による死亡・重傷事故は122件発生していて、全死亡事故に占める割合は1.24%です。少ないように感じますが、令和3年以降増加傾向にあり、前年と比べて1.38倍となっています。
携帯電話等使用中事故では、使用なしと比較して死亡事故率が4倍近く高くなっていて、軽視できない状況です。
通話中の事故よりも、画面でメールを注視したりゲームなどをしていて長時間の脇見となって被害が拡大するケースが少なくありません。
ながらスマホで人身事故を起こした場合は、「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」と罰則も非常に厳しくなっていて、違反基礎点数は6点で、前歴がなくても免許停止となります。
スマートフォンなどの携帯電話機器は、運転する前に電源を切ったりドライブモードに設定したりするなどして、呼出音が鳴らないように心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2024.3.22更新)
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