新1年生が通学に慣れる5月、事故被害にあいやすいというデータがあります。先月に引き続き、子どもとの事故を防ぎましょう。
また、行楽の車が増えるこの時期は、高速道路での渋滞への追突や歩行者事故が増えます。
高速道路での事故防止意識を高めるよう運転者への指導を徹底し、トラブル発生時の措置などについても確認しておいてください。
また、昨年同様5月から真夏日が出現する予報です。熱中症対策を本格化しましょう。
そのほか、インバウンドなど観光客の増加に伴い、様々な感染症の流行が続いています。健康面では、感染症対策が依然として重要であることを強調しましょう。
●子どもとの交通事故を防ごう
新1年生の事故は5月に多発します
初夏にかけて、小学生の交通事故が増える時期ですが、とくに毎年5月は小学校1年生の事故が多いというデータがあります。
入学間もない4月よりも5月中旬・下旬に大きなピークがあります。その理由として、警察庁では、以下のように分析しています。
また、事故が発生する時間帯にも特徴がみられ、14時台から17時台の下校時、または下校後の遊びの時間で、顕著に事故が多発する傾向にあります。
運転者は、午後の時間帯の小さな歩行者の動きに十分な注意をしてください。
図は警察庁の交通事故分析より
(2017年~2021年合計)
「歩行中の幼児・児童の交通事故発生状況」
●こんな事故が起こっています
子どもに「まさか」は通用しない
2023年5月16日午後4時20分ごろ、東京都足立区の路上で、道路を横断していた7歳の児童がトラックにはねられ、死亡する事故が発生しました。
警察によると、トラックの運転者は「まさか子どもが横断してくるとは思わなかった」と話しているそうです。
子どもの視野は大人の3分の2ほどしかないため、左右から来る車が子どもには見えていないということがよくあります。
子どもに「まさか」は通用しないと考え、学校や公園の周辺はもちろん、集合住宅の近くなど、子どもがいそうな場所では、横断や飛出しを警戒しながら走行する必要があります。
●子どもは、見通しの悪い場所での飛出し事故が非常に多い
警察庁の別の統計では、未就学の幼児や小学生のうち、死亡・重傷事故にあった原因でもっとも多かったのは、「飛出し」であったとされています(2019年~2023年)。
「飛出し」が多い原因として一つ考えられるのは、視野が狭いというだけでなく、未就学児童や新1年生など小さな子どもが、車の接近するスピードを正しく認識できていないのではないかという研究もあります。
このため、子どもは車が来ているのに気づいていても、横断する可能性があると考えられます。
また、見通しの悪い場所で発生した交通事故では、幼児・児童(※)は全年齢に比べて何と 3.8倍も多いことがわかりました。
建物や駐車車両などで見通しが悪くなっている場所では、背の低い子どもが発見しにくくなっていることを意識して、スピードを控えて走行するようにしてください。
(※「幼児」とは、未就園児と就園児をさし、
「児童」は小学生をさします)
「幼児・児童に関連する交通事故の状況」
2019年~2023年合計/警察庁資料より
見通しに影響を与えたものを物件別にみると、幼児・児童の場合は「建物等」が4割近くを占めており、次いで、「駐・停車車両」、「渋滞車両」、看板・樹木等」となっています。
★下の項目をチェックし、すべてハイとなることを目指してください
・小さな子どもが歩道にいる場合は、「飛出し」を警戒して走行する
・スクールゾーンを走行する場合は、子どもの動きに注意している
・とくに午後の下校時間帯は、子どもたちの動きから目を離さない
・通学路の標識を見たら、横断する子どもの存在を予測している
・見通しの悪い交差点では、子どもの横断を警戒する
・道路脇に駐車車両があるときには、子どもが死角にいることを予測する
・対向車線が渋滞している場合、車の切れ目からの横断を予測する
・通学路では、子どもがいないと見えても安全速度を意識する
ハイ・イイエ
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ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
高速道路でも「人がいる」と予測
高速道路上で停止した車や本線上にいた歩行者に衝突する事故が、多発しています。
5月は行楽シーズンです。4月から5月のゴールデンウイーク期間に、10連休などを取ってドライブ旅行をする人も増加すると思われますので、平日でも高速道路渋滞が多くなりそうです。
本線上の車列が長く続いたり長距離走行に慣れない車のガス欠や整備不良による停車が増えることも予測されます。
停止した車の乗員が本線上を歩行するなどの事態もあると考えましょう。
朝礼や点呼のときには、高速道路でも停止車両や歩行者がいることを予測して、電光掲示板などの情報に注意して運転するように繰り返し指導してください。
●こんな事故が起こっています
エンジン故障のバスにトラックが追突
2023年5月16日午後8時過ぎ、宮城県栗原市の東北自動車道で、路肩付近にて停車中の大型バスに後続の大型トラックが追突し、バスの後方でエンジン部分を確認していたバスの運転者と2人の乗客が死亡し、トラック運転者も重傷を負う事故が発生しました。
その他40人近くの外国人留学生の乗客にケガはありませんでしたが、当時、エンジントラブルで停車し、他の乗客は全員バスの外の道路外に出ていたということです。
高速道路上でのトラブルの際、乗客が車外に避難するのは正しい措置ですが、停止表示器材(三角表示板)や発炎筒を使用すべきでした。
また、停止車両の後ろで故障箇所などを調べていたため、事故の被害が拡大しました。
高速道路では運転者も速やかに道路外に避難し、救援を呼ぶのが正しい措置です。
点検・整備を徹底し、二重事故などを防ぎましょう
混雑が予想される高速道路でエンストなどのトラブルを起こすと、渋滞はもちろん、後続車の安全をおびやかす二重事故などを誘発します。運転者には、走行前にタイヤやバッテリー、燃料など最低限の日常点検整備を徹底するように指導しておきましょう。
また、トラブルを起こした場合に停止表示器材を置いて道路外に避難するなど、正しい措置について、簡単なマニュアルなどを作成しておきましょう。
月に1回ぐらいはマニュアルの内容を確認するとともに、車のダッシュボードにも危機対応カードを入れておくことが重要です。
●感染症の脅威に備えよう
海外由来で「はしか」感染が広がる
最近、はしかの流行が報道されています。
はしかは「麻疹(ましん)」とも呼ばれるウイルスによる感染症で、感染力が極めて強く、飛まつや接触による感染だけでなく、空気感染も起こることが知られています。
3月以降、各地ではしかの感染報告が相次いでいて、海外から入国した男性が感染し、この男性と接触のあった別の男性も感染が確認されるなど、海外由来のウイルスが主体で増えているようです。
新型コロナウイルスとは違い、日本ではワクチン接種の普及で、2歳以上のすべての世代で95%の人は、麻疹の抗体が陽性と言われています。このため2010年11月以降は、日本由来のウイルスは検出されていません。
ただし、誕生日が1972年10月1日~2000年4月1日までで麻疹にかかっていない人は、ワクチン接種をしていても免疫が不十分な可能性があります。そうした方で海外出張などの予定があったり、インバウンド観光客等との接触が多い人は、念の為、内科に相談することがすすめられています。
重症化するケースもある「溶連菌感染症」
また、急激に重症化する「劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)」の患者数が、過去最多だった2023年を上回るペースで増えています(3月末で前年同期の2.8倍に)。
通常のA群溶連菌感染は、新学期が始まる4〜5月に子どもを中心に増えると言われますが、たいていは、ノドの腫れる風邪程度の症状ですみます。まれに、溶連菌の感染でSTSSを発症するとやっかいです。
劇症型の年代別感染者数では、40歳以上が約90%を占める年が続いていて、2024年も40歳以上が多いので、大人こそ気をつけるべき病気だと言われています。
麻疹と違ってワクチンはありませんが、治療では抗生物質が効きます。飛沫(ひまつ)感染や接触感染で伝染するので、「手指の衛生」、「人混みでのマスク」などが基本的な予防策となっています。
発熱やノドの痛みがひどい場合は、迷わず受診しましょう。
うがい・手洗い習慣を取り戻そう
2020年から、新型コロナウイルスが猛威を振るっていた時期には、多くの人が人混みでのマスク着用だけでなく、手洗いや手指の消毒、うがいなどを励行していました。
そのためいろいろな感染症が激減していましたが、その後、反動が出ているようです。
はしかも溶連菌も大量感染の状況ではなく、神経質になることはありませんが、せっかく身につけた感染症予防のABCを思い出しておくことは、マイナスではありません。
うがいや手洗いを習慣づけることで、自らの感染を防ぐだけでなく、家族などの感染予防にも結びつきます。何かの感染症がうつったとき、たとえ自分は軽症ですんでも家族や同僚に「重症化する人がいるかも知れない」とイメージを持つことで、感染予防のモチベーションが高まります。
ぜひ、よい衛生習慣を一生継続するようにして、大切な人の健康を守りましょう。
※この記事は、以下のサイトを参照しました。
●「感染症データと医療・健康情報」(NHKのWEBサイト)
●「劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)」(厚生労働省/感染症情報)
●「麻しんについて」(厚生労働省/感染症情報)
厚生労働省は、職場における熱中症予防対策を徹底するため、労働災害防止団体などと連携し、5月から9月まで「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施しています。
気象庁の今年の天候見通しによると、今夏も記録的な高温となる恐れがあります。
5月は、エルニーニョ現象などの影響で日本付近は暖かい空気に覆われやすくなるため、気温は東日本と西日本で平年並みか、平年より高くなる予想です。昨年は5月17日ごろから真夏日の地域が多く、31日には猛暑日を記録しています。
1日の最高気温が30℃以上の日が続くおそれもあるので、熱中症防止キャンペーンを真剣に実施するべきです。
厚生労働省では、熱中症防止の情報サイト「働く人の今すぐ使える熱中症ガイド」を開設し、PDFでダウンロードできるマニュアルや、「応急⼿当」カード(携帯⽤)などのリンクを貼っています。
ぜひ、活用してください。
マニュアルダウンロードは → こちらから
厚生労働省が公表しているこの5年間の統計によると、職場における熱中症の死傷者は、5月に100人近くが被災していて、死者数も2人となっています。
さらに、暑さの増す6月の死傷者数は400人を超え、7月は一気に1,200人を超えて本格化しますので、今のうちからしっかりと対策を取ることが重要です。
ちなみに、一般市民と違って職場における熱中症被害者は高齢者中心ではなく、19歳以下の若者も被災していますし、一番死傷者数が多いのは65歳以上の16%ですが、次いで45歳~49歳の13%、50歳~54歳の12%、55歳~59歳の12%と働き盛りにも多いことが特徴です。
2023年には、40歳台の運送業作業員が気温31.5℃(WBGT値29.3℃ )の日に、倉庫でピッキング作業をしていて倒れて病院で死亡した事例なども報告されており、軽視は禁物です。
■厚生労働省関連WEBサイト
■環境省関連WEBサイト
●悪質な荷主・元請企業への要請を実施
この4月から、自動車運転者の働き方改革が適用され、現場でも様々な取組みをされていると思いますが、トラック運送事業では、とりわけ荷主の理解と協力が不可欠です。
改善のため努力している荷主も現れていますが、一方で従来の商習慣にあぐらをかいて、平気で運転者を待たせる荷主企業も少なくありません。運転者の健康と安全を守るために、管理者・経営者を中心となって荷主との情報交換を行い、粘り強い働きかけを続けてください。
ちなみに、国土交通省では昨年7月の「トラックGメン(トラック荷主特別対策室)」創設以降、トラック事業者への情報収集のほか、貨物自動車運送事業法に基づき、悪質な荷主企業や元請け企業に対する「働きかけ」を全国で実施して、効果を上げつつあります。
今年1月には、ヤマト運輸と王子マテリアルの2社に対して初の荷主勧告を実施し、話題になりました。
トラック運送事業者としてもこの動きをチャンスと捉えて、担当者に積極的な情報提供を行って、時間短縮等に取り組んでいきましょう。
●厚生労働省・中小企業庁とも連携
異常に長い荷待ち時間や不適切な運賃の強制などで、トラックGメンへ情報提供が行われると、同省では厚生労働省の荷主特別対策担当官や中小企業庁の下請Gメン等とも連携し、荷主やトラック事業者に対するヒアリングを実施、業務実態が明らかになります。
調査の結果を踏まえて、悪質なケースは 「要請」「勧告・公表」などが実施され、マスコミでも実企業名が報道されます。
それ以外でも、ヒアリングが行われること自体で荷主企業への意識喚起となりますので、情報提供は無駄にはなりません。
調査により自社の不利になるのでは、仕事を貰えなくなるのではと心配する運送事業者も多いでしょう。しかし、社会が変化しつつある今こそ、勇気を持って情報提供する姿勢が運転者を守ることに繋がります。
●各運輸支局別・トラックGメン(トラック荷主特別対策室)への連絡先一覧は、
→ こちらのPDFを参照してください。
●インターネットを通じた、輸送・荷待ち・荷役などに関する意見等の募集窓口は
→ こちらのリンクを参照してください。(国土交通省からの連絡可・連絡不可を選択が可能)
バスの運行中に車内事故が発生し、乗客が重傷を負うケースがあります(路線バス事故の約3割が車内事故といわれています)。
事故要因としては、走行中に乗客が不用意に移動したり、一般車ドライバーの危険な行動のため急ブレーキを踏まざるを得ない状況などがあり、一概に運転者の責任だけとは言えませんが、少しでも事故を減少させるため、指導を続けることは重要です。
国土交通省が教育用動画を作成
さる3月15日、国土交通省は乗客、一般ドライバー、バス運転者といった対象者別に車内事故防止のための啓発動画を作成し、動画サイトに掲載しました。
バス運転者の教育用等に自由に利用できますので、活用しましょう。
バス運転者向けの動画では、ダミー人形を使った車内転倒実験の様子や最近発生している車内事故原因分析について触れています。
また、実際に試験コースで走行し、乗客に乗降してもらった映像も収録され、運転者の模範的なアナウンスのあり方などがわかる内容になっています。
※バス車内事故防止のための啓発動画(国土交通省/報道発表資料)
また、また同省では、2024年4月から「貸切バスの安全性向上のための取組み」として規制を強化したことに伴い、取組みの一環として、貸切バスの実技指導に関しても指導例を紹介する動画を作成して公表しています。
貸切バスの初任運転者や事故惹起運転者に対する実技指導については、法令で20時間以上実施と定められています。
歴史のあるバス事業者であれば、添乗指導なども長年の教育経験があり、社内に指導者を養成しているでしょうが、新規参入の多い貸切バス事業者では、教育内容にばらつきがあると言われています。
動画(31分)の構成は以下の通り
【一般道における実技指導の例】
・出発前の運転指導
・添乗による運転指導
【夜間走行における実技指導の例】
【都市高速走行における実技指導の例】
【高速道路走行における実技指導の例】
【上り坂走行時における実技指導の例】
【下り坂走行時における実技指導の例】
【乗客の方へのお願いのアナウンスの例】
【車両の死角に関する指導の例】
【バックアイカメラに関する指導の例】
【内輪差・オーバーハングに関する指導例】
【ギアの特性に関する指導の例】
最近の事故事例を踏まえて、それぞれの場面の特性に応じた安全運転の指導方法を解説しています。
運転者指導の担当者が取り組むうえで参考になる内容となっています。
※静岡県で発生した貸切バス横転事故を受けた対策について(国土交通省/報道発表資料)
日 付 | 行 事 等 |
1日(水) ~31日(金) |
・消費者月間──5月は「消費者月間」。事業者、行政が一体となって消費者問題に関する啓発・教育等の各種事業を集中的に行っています。消費者安全法に基づく報告義務のある重大事故は消費者庁のホームページで毎週、公表されています。乗合バスやタクシーの事故による乗客被害、自動車の火災事故なども含まれます。 |
1日(水) ~31日(金) |
・自転車月間──1981年(昭和56年)5月に日本で「自転車の安全利用の促進及び自転車駐車場の整備に関する法律」(自転車法)が施行されたことを記念して設定されました。自転車の安全運転、対歩行者事故の防止等を目的として、自転車利用者の交通ルールの遵守及び交通マナーの向上を図ることを目的としています。今年4月からは、自転車利用者へのヘルメット着用が努力義務化されましたので、ヘルメットの着用キャンペーンが展開されます。 |
1日(水) ~9月30日 |
・「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」期間 厚生労働省が主唱する今年の熱中症予防対策キャンペーンは、5月1日から9月30日まで。政府全体の取組である熱中症予防強化月間の7月を重点取組期間としています。環境省・気象庁による「熱中症警戒アラート」(熱中症の危険性が高まった警戒呼びかけ)もスタートします。 |
1日(水) |
・メーデー |
2日(木) |
・八十八夜 |
3日(金) |
・憲法記念日 |
4日(土) |
・みどりの日 |
5日(日) | ・子どもの日/立夏 |
6日(月) | ・振替休日 |
8日(水) | ・世界赤十字デー(World Red Cross Red Crescent Day)──赤十字 を創設したアンリ・デュナンの誕生日を記念して制定されました。 |
8日(水) | ・大津保育圓児被害事故から5年──2019年5月8日午前10時15分頃、大津市内の交差点で前をよく見ないで右折した車と直進車が衝突、はずみで車が保育園児の列に突っ込み、園児2人が死亡、園児と保育士計14人が重軽傷を負う事故が発生しました。この事故の刑事裁判では、右折した運転者の女性に対し禁錮4年6月の判決が確定しました。 |
12日(日) | ・自転車重過失事故(大阪)から13年──2011年5月12日、大阪市浪速区の国道25号線で、車2台の前を強引に横切った危険な自転車の行動により歩道上の歩行者2名が死亡しました。車の運転者は不起訴となり、自転車乗用者が重過失致死罪で禁錮2年の実刑判決を受け、危険性帯有者として運転免許の180日停止処分も受けています。 |
12日(日) | ・看護の日 |
12日(日) |
・母の日(第2日曜日) |
12日(日) |
・春のコーチングセミナー(日本交通心理学会)──「ビギナーズコース」: 交通教育の現場コーチングセミナー。 申込み締切り:5月6日。 受講申込書: 日本交通心理学会 問い合わせ先アドレス: staff@jatp-web.jp |
14日(火) |
・信楽高原鐵道事故から33年──1991年5月14日午前10時35分頃、滋賀県甲賀市で信楽高原鐵道(信楽線)と直通運転で乗り入れていてJRの列車が正面衝突し、乗客ら42人が死亡、614人が重軽傷を負いました。
信号の不具合と両社が別個に無許可で信号制御の改造をし、意思疎通が欠如していたことなど複合的な要因で発生しました。毎年、遺族とJR西日本、信楽高原鐡道などによる追悼法要が行われています。 |
14日(火) |
・5月の製品安全点検日──経済産業省は、毎月第二火曜日を「製品安全点検日」として、製品の安全な使用法やリコール製品等について情報提供し、注意喚起を行っています。 |
16日(木) |
・東北道3人死亡追突事故から1年──2023年5月16日午後8時10分頃、宮城県栗原市の東北自動車道下り線で、路肩付近にエンジントラブルで停車中の大型バスに大型トラックが追突、バス後方の外にいた女性運転手者と乗客の男性2人の計3人が全身を強く打って死亡し、トラック運転者も重傷を負いました。事故後双方の運行会社に国土交通省が監査を行い、法令違反があったとして行政処分が下りましたが、トラック事業者については運転者の違法な時間外労働が判明し、労働基準法違反容疑でも送検されています。 |
18日(土) | ・消費者ホットライン188の日──消費者月間の5月にホットライン番号188をあわせて18日に消費者ホットライン188をアピール。188番では、郵便番号を入力すると、地方公共団体が設置している身近な消費生活相談窓口の案内を受けることができます。サプリメントなどの健康被害もここが窓口です。 |
22日(水) |
・多賀城市飲酒運転事故から19年──2005年5月22日の早朝、宮城県多賀城市の横断歩道で飲酒運転の車が高校生の列に突っ込み、3人が死亡15人が重軽傷を負う事故が発生しました。運転者はアルコールによって正常な運転が困難な状態のまま車を運行し(ほぼ居眠り状態)、仙台地裁では危険運転致死傷罪で法定最高刑の懲役20年の判決を受けています。 |
22日(水)~ 24日(金) |
・第97回 日本産業衛生学会──産業保健に関する様々な実践報告・学術発表 Live配信も実施。オンデマンド開催は、6月17日(月)~7月8日(月) 参加登録はインターネットからのオンライン登録のみです。 於:広島国際会議場・中国新聞ビル 詳しくは、同学会WEBサイトを参照。 問い合わせ先アドレス:sanei97@jtbcom.co.jp |
22日(水)~ 24日(金)
|
・自動車技術会 学術講演会春季大会2024 (パシフィコ横浜での現地講演及び ・人とくるまのテクノロジー展 2024(パシフィコ横浜で開催) ──会場展示に加え、オンライン展示会を5.15から同時開催 ※詳しくは展示会のWEBサイトを参照してください。 |
26日(日) |
・東名高速道路全通記念日──1969年(昭和44年)のこの日、大井松田・御殿場間が開通、東名高速道路の東京・小牧間346kmが全通しました。 |
29日(水) |
・ダム湖転落5人死亡事故(大阪)から8年──2016年5月29日、大阪府河内長野市の府道で、26歳のドライバーが眠気に襲われたままワンボックス車の運転を続け、居眠り状態で滝畑ダムに転落。同乗の5人が死亡する事故が発生しました。運転者は「睡眠不足だったと思う」と述べて罪を認め、禁錮4年6か月の判決を受けています。 |
29日(水)~ 31日(金) |
・運輸安全・物流DX EXPO 2024(東京ビッグサイト 西3・4ホール) 主催:運輸安全・物流DX EXPO実行委員会 事業用自動車ドライバーの安全運転、事故防止、省エネ運行、健康管理のためのシステムや製品、技術を集めて紹介。 詳しくは、同実行委員会のWEBサイトを参照してください。 |
31日(金) |
・世界禁煙デー ── 禁煙週間は6月6日まで。詳しくは厚生労働省のWEBサイトを参照してください。 |
5月下旬 | ・2024年4月末までの交通事故発生状況発表(警察庁) |
5月下旬 |
・2024年3月分 トラック輸送情報(国土交通省) |
◆5月の日没時刻 (国立天文台 暦計算室による)
1日(水) | 福岡 19:02 |
大阪 18:43 |
東京 18:28 |
札幌 18:36 |
15日(水) |
福岡 19:12 |
大阪 18:54 |
東京 18:39 |
札幌 18:51 |
31日(金) | 福岡 19:23 |
大阪 19:05 |
東京 18:51 |
札幌 19:07 |
5月は日が長くなり、全国で日の入り時刻が午後6時台から7時と伸びて夕方が長く感じられます。
行楽客・インバウンド観光客などの姿が増え、夕方になっても多くの人が町中を歩いていますので、迷わずにライトを点灯して、自車の存在をアピールしましょう。
また、自転車や電動キックボードで街を行き交う人が増える時期でもあります。薄暮時には見落とす危険が増しますので、ライトで警戒を与えることは重要です。
あなたが点灯することで歩行者や自転車などからもあなたのクルマが確認しやすくなります。
「おもいやりライト運動」は、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯をドライバーに呼びかけて交通事故を削減する運動です。全国で点灯活動を展開する運転者が増えています。
JAF(日本自動車連盟)も早期ヘッドライト点灯キャンペーンを展開しています。
JAFのインターネットWEBサイトではライト点灯
に関して様々な情報提供が行われます。
※詳しくは JAF Safety Light
のサイトを参照してください