中規模程度の幹線道路から、住宅街の道路まで、店舗等の駐車場に駐車していた車両がバックで道路に出てくることがあります。
皆さんも経験があると思いますが、バック走行は大変見通しが悪く、安全確認が十分にできないものです。
まして、道路上にバック走行ででるということは、リスクが高い運転行為になりますので、走行中にこういった車両を見かけたら、相手の安全確認に期待せず、バックする車が車道に出るまで待機しておきましょう。
間違えても、反対車線などにはみ出して、バックしてくる車両を避けようとしてはいけません。
対向車線から、対向車が接近してくるかもわかりませんし、バックしている車両が速度を増してバックしてくると接触の危険の可能性が高まります。
事故防止のためには、常に相手が予期せぬ行動をとっても、対応できるようにしておきましょう。
(シンク出版株式会社 2024.5.16更新)
本書は国土交通省が定めた初任運転者に対する指導のうち、「安全運転の実技」に明記されている「添乗(横乗り)指導等によって20時間以上実施」の項目を深く掘り下げた内容になっています。
これまで、初任運転者に対する実技指導の具体的なマニュアルを策定していない事業所では、指導内容にバラつきが生じ、運転者が不満を持ってすぐに退職してしまうこともありました。
イラストを多用した本書を活用いただければ、効果的な初任運転者に対する実技指導が可能となりますので、是非ご活用ください。