さる5月15日午前11時過ぎ、奈良県御所市のコンビニエンスストアの駐車場で、後部座席に座っていた4歳の女児がスライドドアから転落し、母親が運転する車にひかれる事故がありました。
子どもがチャイルドシートに座っていたのか、走行中になぜスライドドアが開いていたのかなど詳しい状況は分かりませんが、いずれにしても車に子どもを乗せる際に講ずべき安全対策が不十分であったのではないかと思われます。
発進前に子どもをチャイルドシートに座らせることはもちろんですが、事例のように4歳位になれば自分でシートベルトを外したり、肩から抜け出したりすることも考えられます。
そういったことを防止する装置がありますので、活発なお子様を車に乗せるときには、用意しておくことも考えてください。
そして、子どもがチャイルドシートから抜け出しても、勝手にドアを開けられないように、必ずチャイルドロックをかけておきましょう。チャイルドロックをかけると、外からはドアを開けることができますが、内側からドアが開きませんので、子どもがドアを開けて転落することはありません。
(シンク出版株式会社 2024.5.20更新)
本書は国土交通省が定めた初任運転者に対する指導のうち、「安全運転の実技」に明記されている「添乗(横乗り)指導等によって20時間以上実施」の項目を深く掘り下げた内容になっています。
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