さる6月3日午前9時ごろ、北海道北見市の交差点で、乗用車が出合い頭に衝突する事故があり、双方の乗用車に乗っていた5人がケガをしました。一台はレンタカーでした。
事故現場は信号機がない見通しのよい交差点で、レンタカー側のほうに一時停止の標識があったということです。
レンタカーということですので、おそらく運転者には土地勘がなく、一時停止標識を見落としたのかもしれません。
信号機のない交差点で発生する出会い頭事故の原因のほとんどは、どちらかの車が一時停止をしない、安全確認をしない場合に発生していると思われます。
ということは、事故を起こさないようにするためには、相手側に一時停止標識があっても、一時停止をしないかもしれないと考えて運転することが重要です。
そう考えれば、交差道路に相手を発見したときに、自然とスピードを落とす、相手の動きを注視すると思いますので、万一のことがあってもすぐに対応できるのではないでしょうか。
(シンク出版株式会社 2024.6.5更新)
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