さる6月26日午後9時6分ごろ、埼玉県上尾市の交差点で、右折しようとした乗用車と直進してきたバイクが衝突し、バイクの乗員が死亡する事故がありました。
右折した乗用車のドライブレコーダーによると、信号は右折の矢印が点灯していたということですので、直進バイクが信号を見落としたか、信号無視をしたのだと思われます。
交差点を右折する際に、右折矢印が点灯したので右折しようとすると、強引に突っ込んで来るバイクや車が結構多くいます。
逆に言えば、右折矢印が出て交差点を右折するときには、まったく安全だということではないので、強引に突っ込んでくるバイクなどに注意しておく必要があるということです。
今回の事例でも、乗用車のドライバーが直進してくるバイクが止まる意思があるかを十分に確かめていたら、事故を防ぐことができたかもしれません。
右折矢印信号が点灯しても、安心しないで直進が止まる意思があるかを確かめてから右折するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2024.7.4更新)
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