先日、福岡市内の国道を走行していた路線バスとセンターラインを超えてきた軽乗用車が正面衝突し、後部座席に乗っていた7歳と5歳の姉妹が死亡する事故がありました。
姉妹は、後部座席でシートベルトを着用していたのですが、腹部の出血がひどいことから、シートベルトの締め付けが原因で死亡した可能性があるということです。
車に装備されているシートベルトは、ある程度の身長がある大人向けに設計されており、身長が低い子どもが使用すると、肩ベルトが首に引っ掛かったり、腹部ベルトが腰骨の部分ではなく腹部にかかってしまいます。
そのような状態で事故が起こった場合には、衝撃でベルトで首が締まったり、腹部を圧迫することがあり、シートベルトの効果が十分に得られないことがあります。
このように、子どもに大人用のシートベルトを着用しても、十分な効果を得ることができません。
子どもを車に乗せる場合には、チャイルドシートまたはジュニアシートを使用するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2024.8.22更新)
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