先日、長野市の住宅の入口前でしゃがんで草取りをしていた女性が、外出先から戻って右折で通路に入ってきた家族の運転する車に跳ねられる事故がありました。
住宅の入り口には防火水槽があり、見通しが悪くなっていたということです。
車を運転していると、道路上である程度の高さがあって、動いている者は比較的目につきやすいのですが、あまり高さがなく動いていない者は目につきにくいように思います。
そういう意味で言えば、背の低い子どもや電動車いすの人は、その人の存在に気づくまでに少し時間がかかるような気がしますが、それでも動いていればすぐに目線に入ってきます。
ところが、道路にしゃがんでいる人のように高さがなく、動かない人は、なかなかその存在に気づくことができません。
ただ、動いていないので、直接的な危険はありませんが、この事例のように脇道に入るなどの際には、しゃがんでいる人の存在にも十分な注意が必要です。
(シンク出版株式会社 2024.8.23更新)
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