居眠り運転で事故を起こした事例をみてみますと、運転途中に強い眠気が襲ってきたが、「目的地まであと少しだから」と頑張って運転した結果、事故を起こしたというケースが少なくありません。
たとえば、休憩予定地が次のSAになっていて、そこまで10キロ程度なので、何とか頑張ればたどり着けるだろうと運転を継続していたところ、その前に一瞬居眠りをして側壁に衝突したりします。
一瞬居眠りに陥る現象を、マイクロスコープ(瞬眠)と呼んでいますが、この現象に至るまでには、何度か強い眠気を感じたまま我慢して運転していますので、その段階で休憩を取ったり、仮眠をすれば事故を防ぐことができます。
ただ、人間心理としては、目的地が近いと時間がもったいと考えて運転を継続してしまいがちですが、そのために居眠り事故を起こせば元も子もありません。
強い眠気を襲ってきたとき、目的地までもう少しだからと運転を継続するのは非常に危険です。目的地が近くでも、すぐに休憩を取るようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2024.10.8更新)
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