さる11月15日、事業用自動車事故調査委員会は、2022年10月13日に静岡県で発生した大型貸切バスの横転事故に関する調査報告書を公表しました。

　この事故は、つづら折りの下り急こう配の道路にて、フットブレーキを多用したことにより、ブレーキがきかなくなる「フェード現象」が発生して、カーブを曲がり切れずに衝突・横転したものです。

　この報告書では、

• 乗り心地を優先して、フットブレーキによる減速を選択した
• ブレーキを踏めばいつでも止まることができると思った
• 自分がフェード現象に陥るとはまったく思わなかった

といった、運転者の誤った認識が取り上げられています。

　運転者の皆さんは、「自分には関係ない」という認識を払拭してください。

　また、管理者の方々は、運転者の自己流の危険な運転を防止するため、継続的な指導監督を実施していきましょう。

（シンク出版株式会社 2024.11.27更新）

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