さる2月8日午後10時半過ぎ、長崎県内を走る高速バスで、トランクルームに乗客を閉じ込めたまま走行する事案が発生しました。
同社によると、荷物をとりにトランクに入った乗客に気付かずに、別の乗客が扉を閉めてしまい、運転士は扉が閉まっていることだけを確認してバスを発車したということです。
同社は、「発車前にトランクルーム内の安全確認を行う」といった手順を徹底させていなかったために発生したとして、今後、再発防止に向けて、すべての運転手に再度マニュアルの厳守を徹底するとしています。
バスにかぎらず、さまざまな業種において、運行マニュアルや手順、ルールを定めていますが、それらを怠ることにより、事故やトラブルが発生しています。
この運転士の方も「まさかとランクルームに人がいるなんで……」という気持ちかもしれませんが、マニュアルに従い、きちんと安全確認さえしていれば、防ぐことができた事案です。
マニュアルやルールは事故防止のためにあるということを再認識して、マニュアル等の厳守の徹底をしてください。
(シンク出版株式会社 2025.2.17更新)
小冊子「見られています! 業務中の危険な運転」は、SNSの利用が急激に広がる時代に、企業ドライバ―が業務運転に対して、どのような意識を持ち、どのような運転行動をとれば、企業のイメージダウンにつながらないかを解説した小冊子です。
マナーや交通ルールの教育の怠りにより、ドライバーが普段、何気なく行っている行動が、企業のイメージダウンや事故につながる危険性を指摘します。
業務運転には世間の厳しい目が向けれられていることを理解することで、日頃の運転を見直すきっかけとなる1冊です。