65歳以上の高齢者の歩行中の死亡事故をみると、約8割が夜間に発生しています。また、その多くが、横断歩道以外を横断中に事故にあっています。
夜間は、交通量が減少することから、「横断歩道以外を横断しても危なくない」と考える歩行者は少なくありません。
しかしながら、運転者も、交通量が少ないことから、ついついスピードを出し過ぎる傾向にあるため、歩行者が見落とされる危険は高まります。
また、ある企業の実験によると、グレーや紫、青など夜間にみえにくいとされる色であっても、横断歩道を渡っていると、ドライバーから気づかれやすいという結果も出ています。
夜間、外出する際には、たとえ遠回りになっても、必ず横断歩道を横断するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2025.3.11更新)
本書は、2017年4月に発売した「バス事業者のための点呼ツール」の続編です。
大きなイラストを使って、点呼時に大変役立つと好評であった「安全指導場面集」を全て刷新し、今回も30場面を掲載しております。
また、近年、新しく改正された点呼制度を詳しく解説しているほか、事故が多発している貸切バス向けの点呼制度の改正についても詳しく紹介しています。
他にも、乗務前点呼から乗務終了点呼の流れを、管理者とドライバ―の対話形式で解りやすく解説しています。