令和4年8月22日に名古屋高速道路上で大型乗合バスが横転、炎上した事故の調査報告書が先日、公表されました。
これによると、運転者はSAS(睡眠時無呼吸症候群)の恐れを自覚していたにもかかわらず、相談したり、検査を受けなかったようです。
SASは、睡眠中に頻繁に呼吸が止まったり、止まりかけたりする状態が繰り返されるために、質のよい睡眠がとれず、日中に強い眠気や疲労等の症状を伴う病気です。
SASをそのまま放置してしまうと居眠り運転を引き起こす危険があるだけでなく、高血圧や心筋梗塞等の合併症につながるおそれがあります。
適性診断等でSASのおそれが指摘されている人はもちろん、日頃の疲れがとれないといった人も、一度SASを疑い、スクリーニング検査を受けてみてください。
(シンク出版株式会社 2025.4.10更新)
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