本書は、バス事業所で点呼を行う際に、ドライバーに対して安全運転のポイントや注意点をイラストを使って指導ができる「安全指導場面」を30場面収録しています。
言葉だけで安全運転のポイントや注意事項をドライバーに伝えるのは難しいといえますが、イラストがあればより具体的に危険や安全運転のポイントをイメージすることができますので、点呼時の指導を効果的に実施することができます。
バス事業者が実施しなければならない点呼の種類は「乗務前点呼」「乗務途中の点呼」「乗務終了後点呼」の3つがあります。本書ではそれぞれの点呼について、管理者とドライバーの会話形式でわかりやすく例示しています。
例えば「乗務前点呼」であれば、酒気帯びの有無の確認や健康状態の把握といった確認事項を、チェックリストや資料を交えてすぐに現場で使えるように解説しています。
また、点呼記録簿のサンプルと記入例も掲載しています。
平成28年1月に発生した軽井沢町でのスキーバス転落事故を契機に、国土交通省は安全・安心な運行を進めるための総合的な対策に着手しました。
本書では近年改正された以下の法令等について解説しています。
1・道路運送法の改正
──貸切バスの事業許可更新性を導入
──悪質事業者の安易な再参入や処分逃れを防止
──監査機能を補完する機関の創設
──罰則の大幅強化と法人重科を創設
2・旅客自動車運送事業運輸規則などの改正
──運行管理者等への対策強化
──運転者管理、指導・監督の対策強化
──その他の改正ポイント
3・指導及び監督の指針
──一般的な指導及び監督の指針(抜粋)
──特定の運転者に対する特別な指導の指針(抜粋)
4・監査方針、行政処分基準の改正
──街頭監査における緊急対応
──一般監査の見直し
──重大な違反に対する行政処分の強化
──輸送の安全に係る違反の処分を強化
──使用停止車両の割合の引き上げ
──運行管理者資格者証返納命令の対象範囲の拡大
5・交代運転者の配置基準
・「点呼」の基本と本ツールの使い方
1 乗務前点呼の方法
【資料:日常点検の実施方法/身だしなみチェック/運行指示書(貸切バス)の記載例】
2 乗務途中の点呼の方法
3 乗務終了後の点呼の方法
【資料:点呼記録簿と記入例】
【資料:出庫時に最低限確認すべき事項(貸切バス)】
・安全指導場面集…30場面
・資料編
道路運送法、旅客自動車運送事業運輸規則等の改正
旅客自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針
監査方針、行政処分基準の改正
交替運転者の配置基準(高速乗合バス・貸切バス)
【表紙・本文デザイン:Design5/イラスト:河内一二】
◆コード | 1048 |
◆仕 様 | A4判/64ページ/カラー刷 |
◆価 格 | 1,980円(税込・送料実費) |
◆価格説明 |
・団体様のお申込みなど、多部数のご購入の際には別途お見積りいたします。
・50部以上のお申し込みで、送料を弊社が負担いたします(1箇所、一括に限る) |
◆発 刊 | 2017年4月 |