高速道路では、さまざまな『まさか』の事態が発生します。突然のパンク、逆走車やいないはずの歩行者との遭遇など、まったく予想もしない事態によって重大な事故を引き起こすことがあります。
しかしそれらの事故も、走行前の点検や準備、法令遵守や安全走行の心構えで、最小限にとどめることができるのです。
これらは高速道路走行時の常識でもあるのですが、時が経つとつい忘れがちになり、それが思わぬ事故にもつながります。
本DVDでは、模範ドライバーが高速道路を走行する上で常に心がけている安全運転のポイントを、図解や実験映像なども織りまぜてわかりやすく示します。
ドライバーの皆さんが本作品を見ることで初心にかえり、高速道路での事故防止に努めていただくことを目的に制作しました。
推薦:一般社団法人日本交通安全教育普及協会
監修:安全教育研究所所長 星 忠通
制作:映学社
カラー約19分
高速道路で発生した死亡事故の要因を見てみると、最も多いのが、自ら引き起こした自爆事故。パンクして車のコントロールを失い、中央分離帯に衝突したり、スピードの出し過ぎでカーブを曲がりきれずに壁面に衝突し、社外に放り出されて死亡する、というような事故だ。
さらに、接触や衝突事故で、逆走車との正面衝突で死亡するようなケースも相次いでいる。そして意外に多いのが、人対車の事故である。
こうした『まさか』の事故を減らすための第一歩が、高速道路を利用する前の準備だ。ある模範ドライバーは以下のような準備をしている。
・ガソリンスタンドで燃料を入れるときに、必ず空気圧、タイヤの傷をチェック
・燃料は十分にいれて、燃料切れが起きないようにする
・発煙筒と停止表示器材を備えておく
高速道路の走行では、いざという時の対処の仕方も知っておく必要がある。パンクやバーストが起きた場合、
・アクセルから足を離し惰性で走り、路肩に寄せる。この時、急ブレーキはかけない
・後方からの車に注意しながら車外へ出る
・発煙筒、三角停止表示板を設置
・道路緊急ダイヤル♯9910に電話をかける
・安全な場所で救援車両を待つ
交通ルールの遵守も、事故を防ぐ上で欠かせない。高速道路で多いルール違反、
【最高速度違反/シートベルト未装着/車両通行帯違反/携帯電話の使用/車間距離不保持】
について、それらがどのように危険なのかを詳しく解説する。
高速道路では、無理な運転や、「慣れ」「過信」「油断」からくるルール違反が、取り返しのつかない事故の引き金となることもある。
高速道路を走る前には、まず車の点検。そして心の点検も絶対にお忘れなく。
◆コード 6111
◆仕様 DVD(字幕選択式)
◆価格 71,500円(本体65,000円+税・送料弊社負担)
◆制作年 2018年
◆制作 株式会社映学社