本DVDは、一般・事業用自動車の運転者向けに制作されました。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)によって、死亡事故が繰り返し発生するなど、SASは社会問題となっています。
本作は睡眠時無呼吸症候群の症状の解説から、実際の運送会社で実施されているスクリーニング検査の方法を紹介しています。
また、SASに罹患した場合の精密検査や治療法にも触れているので、睡眠時無呼吸症候群が会社に明るみになるとドライバーを辞めないと行けないのでは?と不安を持つ運転者にも安心・納得の内容となっています。
推薦:公益社団法人奈良県トラック協会
監修:順天堂大学大学院 教授 谷川 武
制作:映学社
カラー約22分
近年、運転者の健康状態が原因で起こる事故が増加傾向にある。なかでも特に、「睡眠時無呼吸症候群」による事故が問題となっている。
2012年、2014年に発生した、睡眠時無呼吸症候群のドライバーが起こした高速バス事故により、運転者を対象とした事前検査の重要性が注目されている。
「10秒以上の呼吸停止・低呼吸が1時間に5回以上ある」もしくは「一晩に無呼吸が30回以上ある」場合、この病気に該当する。
深い睡眠が得られないにも関わらず、自覚的な眠気が少ないので、日中に突然強い眠気に襲われるのが特徴である。
ある事業所が運転者に対し行っている「スクリーニング検査」の様子を紹介する。検査対象者が睡眠時に検査器具を装着することで、呼吸の程度を調べることができる。
スクリーニング検査で「D」「E」判定であった人は、専門医療機関で精密検査を受け、症状の重症度を診断される。
いくつかある治療法のうち「CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)」が効果的であり、健康保険も適用される。CPAPは継続的に行うことが大事であり、月1回の診察通院が必要である。
睡眠時無呼吸症候群の検査と治療は、ドライバー本人の安全・健康だけではなく、国民全体の安全・安心につながる。トラック・バス・タクシーなどのドライバーにとって、健康管理はプロとしての責務である。
◆コード 6112
◆仕様 DVD
◆価格 71,500円(本体65,000円+税・送料弊社負担)
◆制作年 2018年
◆制作 株式会社映学社