◆自分自身でうっかり事故の危険性に気づく
本冊子は、日頃の運転を振り返り、どれだけ「うっかり事故」の危険性があるかを知ってもらうために、
①先急ぎの危険度
②わき見・漫然運転の危険度
③思い込み運転の危険度
の3つの観点から、セルフチェックで危険度に気づくことができます。
それぞれ項目ごとに、左頁にセルフチェック表を掲げ、右頁には危険に陥らないための方法などを解説しています。
◆詳細に危険要因を認識することができる
各項目を3つのポイントに整理しています。
「思い込み運転の危険度」を例にとれば、
①相手の行動に対する「思い込み」
②過去の経験からの「思い込み」
③確認の省略や手抜きからの「思い込み」
に整理しているので、チェックの結果から自身にどのような「思い込み」の要因があるかを具体的に気づき、認識することができます。
◆行動目標を設定し、運転習慣の改善を図る
最終頁には、自己診断結果を参考にして、うっかり事故を起こさないために「先急ぎ運転」、「わき見・漫然運転」、「思い込み運転」に陥らないための行動目標を設定します。
この宣言書に手を使って記入することにより、どのような運転をすればよいかを考えるため、運転行動の変容を促すことができます。また、職場のロッカーに貼ったり、朝礼で読み上げたりして毎日意識するように活用することができます。
「うっかり事故の危険度をチェックしよう」を活用いただいた
東京トヨペット株式会社様の活用事例をアップいたしました。
◆研修用テキストとして活用
講師用のパワーポイントも用意していますので、研修用テキストとしても最適です。研修の参加者にセルフチェックを実施してもらい、その後、どのような危険要因があるかをパワーポイントを使って解説することができます。
研修の最後には、参加者に行動目標を記入し提出してもらうとさらに効果的です。
※講師用のパワーポイントも発売中です。本冊子を100部以上購入された方には、無料でパワーポイントファイルをダウンロードしていただけます。
◆グループワークの教材として活用
少人数のグループでセルフチェックを実施し、それぞれのメンバーが自身の危険要因を理解した後、その危険要因をグループでまとめ、どうすればうっかり事故を防ぐことができるか意見を出し合います。
グループで話し合ったうっかり事故防止の対策は、グループの行動目標としてまとめます。グループで共通の目標を持つことにより、職場の安全意識を高めることができます。
◆配布し行動目標を提出してもらう
各人に配布して日頃の運転をチェックしてもらい、後日、運転行動目標を提出してもらいます。自分自身でチェックを行ない、運転行動の目標を設定することで運転者の行動変容を促し、十分な教育効果が期待できます。また、設定した運転行動目標は「指導・監督」の記録となります。