本作品は大阪美術専門学校とシンク出版株式会社の産学連携によって生まれた、飲酒運転撲滅のための教育用ビデオ（ＤＶＤ）です。

　美術学生がデザインしたオリジナルキャラクター「安全ボルトくん」が、軽い気持ちで飲酒運転をしてしまった若い２人の行動にツッコミを入れながらナビゲートし、酒気残りの危険について正しく理解していただくことができます。

　本作品は、飲酒運転に陥る危険は決して他人ごとではないということを、身近に感じるタッチで描いていますので、若い方にも共感しながらご覧いただける、これまでにない画期的な交通安全教育用ビデオです。

　また、2020年12月より多くのお客様からご要望のございました、ｍｐ４データの販売を開始しました。社内ＬＡＮなどをご利用の法人様に大変便利なサービスとなっておりますので、ぜひご利用をご検討ください。

出演：西出 奈々　米山 真理　イトウエリ　他
解説：金光義弘（川崎医療福祉大学教授）
法令指導：清水伸賢（弁護士）
制作：シンク出版株式会社・大阪美術専門学校
カラー１７分

　これまでの飲酒運転撲滅を訴える教育用ビデオは、飲酒運転による加害者と被害者の家庭崩壊、失業などの結末を描いているものが多くありますが、本作品は「飲酒運転＝絶対にしてはいけない」と訴えるだけではなく、「飲酒運転をするつもりはなかったのに結果的に飲酒運転になってしまった」事例をドラマ化し、なぜお酒を飲んで運転をしてはいけないのか、アルコールはどれくらいの時間で体内から抜けるのかといった、普段の生活で気をつけておかなければならないお酒と運転の関係を明確にし、わかりやすく理解していただけることを重要視しています。

　こういった想いを大阪美術学校様と共有し本作品は製作されました。

　ストーリ製作、キャラクターデザイン、撮影、編集を担当した大阪美術専門学校映像専攻の皆さんは、交通安全教育ビデオの製作を通じて交通安全に関心を持つとともに社会参加の機会となり、シンク出版株式会社はこれまでの既成概念にとらわれない、若い感性が活かされた親しみやすい内容のビデオを製作することができました。

　運転免許停止処分者講習で、隣り合わせた春子と美鈴。
　ともに酒気帯び運転が理由だったことから、意気投合した二人は、互いにそのときの様子を語り合う。

　春子は、友人の夏希の家で夕食を共にすることにした。春子は車で来ていたが、夏希のすすめるビールを断れずに飲んでしまう。夕食後、少し眠った春子は「もう大丈夫だろう」と考えて、心配する夏希をよそに車へ向かう…

　一方の美鈴は、仕事帰りに会社の上司や同僚と飲んでいた。タクシーで家まで帰ったが、冷蔵庫を開けると何もない。ノドが渇いた美鈴は車のキーを掴み駐車場へ向かう…

　結果、お互いに検挙されて免許停止となったが、彼女らは事故を起こしたわけではなく、反省するそぶりすら見せない。その様子を見ていた安全ボルトくん（安ボくん）はとうとう我慢しきれずに…

　ドラマの途中では、なぜお酒を飲んで運転をしてはいけないのか、どうしてお酒を飲んで、しばらくすると「大丈夫だ」と思って運転してしまうのかといった安ボくんの疑問に、川崎医療福祉大学の金光義弘先生がわかりやすく答えます。

　アルコールが運転に与える影響や、酔いの自覚と体内のアルコール量とのギャップなどの解説により、残酒による飲酒運転の危険性を理解することができます。

　ドラマの最後には、運転者として知っておきたい飲酒運転の罰則を紹介しています。

• 酒気帯び運転に対する罰則と処分
• 酒酔い運転に対する罰則と処分
• 飲酒運転を助長する行為に対する罰則