本作品は、交通死亡により父親をなくした一家の絶望や、加害者が背負う重い十字架を取り上げ、交通事故の悲惨さを訴える交通安全教育用ビデオです。
ドライバーの一瞬の過ちによる交通事故が、被害者、加害者双方の幸せを奪い去ることをドラマ仕立てでわかりやすく描いており、ドライバーの責任の重さを理解することができます。
出演:小林綾子・山田菜々香・河井誠・中村嘉宏・佐藤ユウほか
推薦:(一財)埼玉県交通安全協会
制作:株式会社映学社
カラー30分
このドラマは現実に起きた事例を参考にして、創作されたものです。
1人のドライバーの不注意によって引き起こされた死亡事故。その被害者家族に与える心に傷がいかに深いものか。
突然一家の大黒柱を失い、残された幼子を抱えて生きていかねばならない母親。絶望の淵から、もがき苦しみながら、必死に立ち上がろうとする若い母親と幼子。そして加害者に背負わされる重い十字架。
このドラマは、こうした交通事故の悲劇は二度と繰り返してはいけないとドライバーに訴えます。
山麓に秋の気配が漂い始めた秩父三十四札所。その一番寺に、ある巡礼姿の母親と幼子の姿があった。母親の名は風間広子(小林綾子)。広子は一年前に最愛の夫をドライバーの不注意による交通事故で失った。
平凡だが幸せだった生活から、突然、地獄に突き落とされたような現実。広子は悩んだ挙句、夫の供養のために5歳の娘・菜々を連れて巡礼の旅に出たのだった。
幼子を連れての巡礼は人目を引く。励ましてくれる人、冷たい目で見る人…様々な人と触れ合いながら、加害者のこと、亡き夫のこと、広子の思いは巡る…
事故の加害者、久本憲次は交通刑務所の独房の中で、悔やんでも悔やみきれない悔恨の日々を過ごしていた。憲次には由美という婚約者がおり、事故の夜は由美を乗せ、結婚式場へ打ち合わせに向かう途中だった。約束の時間に遅れ、あせっていて、交差点で自転車をはねてしまったのだ。久本の前方不注意だった。命はとりとめたものの、重傷を負った由美。
この若い二人の幸せも、一瞬の過ちによる交通事故で、もろく崩れ去ってしまうのだった…
◆コード 6025
◆仕様 DVD(字幕選択式)
◆価格 77,000円(本体70,000円+税/送料弊社負担)
◆制作年 2012年
◆制作 株式会社映学社