死亡事故は年々減少傾向にあるものの、それでも悲惨な交通事故は毎日のように起きています。
ひとたび死亡事故を起こし、実刑判決を受けた受刑者は、一生自分が犯した罪と向き合って生きることになります。
また、交通事故によってかけがえのない大切な人の命を奪われてしまった被害者家族は、癒えることのない悲しみを抱えながら日々の生活を送っていかなければなりません。
本作品では、飲酒、居眠り、ながら運転による悲惨な交通事故を3例取り上げています。
受刑者の反省の声をタテ軸に、残された被害者家族の取材を通して、事故の恐ろしさと、交通事故は命とともにその人の大切な夢や未来までもすべて奪ってしまうということを強く訴えかけます。
制作:映学社
推薦:一般財団法人全日本交通安全協会
協力:NPO法人いのちのミュージアム、公益社団法人被害者支援センターとちぎ、公益社団法人全国被害者支援ネットワーク
カラー26分
飲酒運転の大型トラックによる衝突事故で、長女由佳さんを失った和氣さん。
介護福祉士を目指していた由佳さんのお墓には「夢」という文字が刻まれている。
事故の日から苦しみが続いている被害者家族は、「もう交通事故の被害者を生まないで」と叫び続けている。
千葉県市原市にある市原刑務所では、交通死亡事故などで重い刑罰を受けた人たちが服役している。
事故の悲劇は、加害者自身にも心に深い傷を負わせ、事故のあった日から逃れることのできない苦しみを抱え続けている。
渡邊さんは大型トラックの居眠り運転による追突事故で、長男の敬純君を失った。
敬純君は消防官になることを目標にしていて、家族みんなで応援していた。
消防官への道が永遠に絶たれてしまった今、大切な人を失った家族の心は今も癒えることはない。
成人式を終えたばかりの長女ひとみさんを、「ながらスマホ」による交通事故で失った竹田さん。
今も、玄関が開いて「ただいま」とひとみさんが帰ってくるような気がして、帰りを待ち続けている。
このような「ながらスマホ」に起因する事故情勢を受けて、2019年に道路交通法の一部が改正され、罰則が強化されることとなった。
◆コード 6146
◆仕様 DVD
◆価格 77,000円(本体70,000円+税・送料弊社負担)
◆制作年 2020年
◆制作 映学社