慣れや油断で引き起こした交通事故が、被害者、加害者のみならず、その家族をも崩壊させることにもなります。
本作品は、交差点での一時停止無視によって起こった死亡事故により、被害者、加害者双方の家族が崩壊していく姿を描き、ハンドルを握る重さ、安全運転の大切さを訴えるドラマです。
出演:河相我聞・西沢利明・樋口泰子・松本舞・久我朋乃
法令指導:千葉 博
推薦:(財)全日本交通安全協会
制作:新生映画株式会社
カラー26分
慣れと油断が招いた死亡事故。車を運転する誰もが日常の中で起こしうる事故である。
ちょっとした気の緩みから起こした事故が大きな波紋を広げ、やがて被害者・加害者双方の家庭が崩壊していく姿を描き、すべてのドライバーにハンドルの重さ、安全運転の大切さを訴える。
漫然運転が招いた事故…悲劇の始まり
増渕家は会社員の明と妻、利佳と5歳の男の子の幸せな3人家族だった。そして利佳は2人目の子どもを妊娠していた。
ある休日、明は用事で義父、総一朗のところへ車で出掛けることになった。通い慣れた住宅街の交差点。いつもは一時停止の標識に従い停止していたが、普段あまり車が通らないため、今日も来ないだろうと停止せずそのまま交差点に進入。
そこへ、左から走行してき高木徹のミニバイクが衝突。高木は運送先の病院で死亡が確認され、増渕は逮捕、拘留された。
広がる大きな波紋…崩壊していく2つの家庭
高木の通夜に参列した利佳と総一朗。高木の親族から「人を殺しておいて自分は子どもを産むのか」と非難の声が浴びせられる。利佳はショックで寝込んでしまう。
「いつ通っても車が来たこともないのに、あの時に限って何故」とついてなかったとでもいうかのように嘆く明の姿に、利佳の心は明から離れていく。やがて会社にも居づらくなり退職。そんな折、妻からも離婚届が渡される。
一方の高木家では、高木の妻、幸恵が7歳の長男と5歳の長女を自分一人で守り育てていかなくては、という重圧から、精神的体力的に疲れ果て入院してしまう。兄妹はそれぞれ別の場所に引き取られ、別れ別れになっていく。
余りに大きな代償
こんなことになろうとは…。一人孤独に打ちひしがれる増渕明には刑事裁判の判決が待っている。
◆コード 6007
◆仕様 DVD(字幕選択式)
◆価格 77,000円(本体70,000円+税/送料は弊社負担)
◆制作年 2008年9月
◆制作 新生映画株式会社