2011年2月
── 美味しいお酒 明日も飲むため 今日は我慢 ──
前日に飲んだお酒が翌朝まで残る、いわゆる「酒気残り」による飲酒運転があとを絶ちません。美味しいお酒と末永く付き合うために、運転の前日は酒量を控えて早めに切り上げるようにしましょう。
── ついうっかり その甘さが 悲劇呼ぶ ──
ハンドルを握る以上、「ついうっかりしていて…」といったような言い訳は許されません。運転する際にはしっかりと集中するようにしてください。
── ハンドルを 握るその手に 命がかかる ──
車を運転するという行為は、常に他人の命を奪う可能性があるということを忘れないでください。普段からあなたの安全意識や判断力、認知力を高めて安全なドライバーになる努力を怠らないでください。
── モニターに 頼るな後方 目で確認 ──
近年、普及がすすむバックアイカメラは後方の死角も映しだしてくれる便利な機器です。しかしながら左右から歩いて来る歩行者などは映し出しませんから、必ず目視で確認することを忘れないでください。
── 出すぎても 慌てて下がるな 後ろが怖い ──
交差点で停車した際に、横断歩道まではみ出して止まってしまったことはないでしょうか?こんな時、あわててバックすると、車の後ろを歩いている歩行者にぶつかったり、車間を詰めてきた後ろの車に衝突してしまいます。後方の安全を十分に確認してから車を動かしてください。
── 信号が青でも 落ち着き 右・左 ──
信号が変わった瞬間に飛び出すように発進するドライバーがいますが、渡り遅れの歩行者や車がいることを忘れてはいけません。1秒2秒に急いだところで、何の得もありません。青に変わったら左右を確認してから発進するクセをつけてください。
── はしょるまい 他への合図と 安全確認 ──
運転に慣れてくると、合図しなくても「分かっているだろう」、確認しなくても「大丈夫だろう」といった甘えがでてきます。運転の基本である合図と確認を疎かにしてはいけません。
── チェーン規制 車を止める 勇気を持とう ──
チェーン規制(チェーン装着車以外通行止め)がかかるような状況で無理をして運転をするのは事故の危険性が高まります。無理をしても、事故を起こしては会社や家族に迷惑がかかるだけです。規制が解除されるまで運転をやめる勇気を持ちましょう。
── コンビニの 駐車エリアは 危険地帯 ──
コンビニエンスストアの駐車場での事故で悩んでいる事業所は多いものです。コンビニに出入るときには歩道を横切る自転車、歩行者に注意し、駐車スペースにも沢山人が出入りしますから、「ここは危険地帯だ」という意識をもって慎重に駐車をするようにしてください。
── 出発前 車を一周 回りましょう ──
出発する前には、必ず車の周りを一周して異常がないか、また子どもなどが隠れていないかを確認してから運転席のドアをあけるようにしてください。
── 飛び出すぞ 未来を背負う ちびっ子が ──
小さな子どもは十分な安全確認をしないまま、路上に飛び出してきます。見通しの悪い道路ではもちろん、幹線道路沿いの歩道を子どもが歩いている際にも「飛び出してくるかもしれない」という意識を強く持って走るようにしてください。
── 気をつけて ライトを点けて 無事ついて ──
マイカー通勤で帰宅する際には、日も傾いていることが多いと思います。そんな時、他車に先駆けてライトを点灯させることを意識しましょう。ライトを点灯すれば他車や歩行者などからも自車を発見されやすくなり、安全性がグンと増します。
── 運転時 探して確認 危険要因 ──
運転する際には、かならず危険を予測して運転してください。よく見通しの悪い生活道路の交差点でも一時停止もせずに走っていく車をみかけますが、このような車は、いずれ必ず事故をおこします。どんな場面でも、危険がないかを探して、そして確認して走行するようにしましょう。
── 後退時 絶対あるぞ 障害物 ──
バックする際には、必ず障害物や横切ってくる歩行者などがいるという意識で後退するようにしてください。バックモニターが付いていても、左右から飛び込んでくる子どもなどは写しませんから十分な注意が必要です。
── 安全は 日々の意識の 積み重ね ──
一日の運転を終えたら、その運転を振り返ってみてください。そして、どんな小さなことでも反省するようにしてください。その積み重ねがあなたを事故から守るのです。
── 事故ゼロは 会社みんなの 心がけ ──
事業所で事故ゼロを達成するためには、経営者や管理職、現場の従業員までが一体となって「事故をゼロにする」ためには、どうすればよいかを考えて、実行する必要があります。それぞれの立場で、安全のために何ができるかを会社ぐるみで考えましょう。
── 眠たいな 迷わず寝るのが 安全だ ──
運転中に「眠たいな」と思ったら、勇気を持って運転を中断し、まとまった睡眠をとるようにしましょう。 居眠り事故をおこすことにくらべれば、遅れることなど、会社にとっても、個人にとっても大したことではありません。
── 見つけよう 闇に隠れた 歩行者を ──
夜間の暗い道路で、黒っぽい服をきている歩行者を直前になって発見し「ハッ」としたことはないでしょうか?夜間はヘッドライトを上下させるなどして、積極的に歩行者や自転車を発見するようにしましょう。
── ベテランも 基本の確認 忘れずに ──
何年間も無事故のベテランドライバーも決して油断してはいけません。何年も無事故だからこそ心を引き締めて、今日も基本の確認を徹底して運転しましょう。